ものづくり補助金平成25年度建設業鹿児島県

高強度鉄筋鋼棒切断機・曲加工機の新規導入による作業安全化・効率化・容易化によるコスト削減・新規雇用促進

株式会社菊永鉄筋工業

成果切断本数 1本→7本

この事例のポイント

  • 鉄筋加工は職人の勘と技術に頼る複雑な作業で、一朝一夕に技術者を育てることが難しく、職人不足が深刻化している。
  • 高強度鉄筋鋼材の自動切断及び自動曲げ加工に対応した新機種を導入し、硬度化する鉄筋鋼棒への対応力を高めた。
  • 切断本数 1本→7本。新しい切断機により最大7本までの自動切断が可能となり、作業効率が格段に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社菊永鉄筋工業
所在地鹿児島県 南九州市
業種職別工事業
技術分野機械制御,精密加工,測定計測
従業員数7人
設立1997年

事業の背景

鉄筋は構築物の強度にかかる重要な部分であり、高い品質と精度が求められる。耐震性向上のため太く硬質な高強度鉄筋鋼材の使用が増えている。職人不足が深刻化するなか、高強度鉄筋への対応や工期短縮及びコスト削減のニーズが高まり、機械化・自動化は避けて通れない課題となっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能鉄筋加工は職人の勘と技術に頼る複雑な作業で、一朝一夕に技術者を育てることが難しく、職人不足が深刻化している。
  • 新製品・新技術耐震性向上のため太く硬質な高強度鉄筋鋼材の使用が増えているが、保有する切断機及び曲げ加工機では対応が困難である。
  • 生産能力切断は鉄筋を1本ずつ切断していたため効率が悪く、曲げ加工は熟練の職人しかできず時間がかかっていた。
  • コスト・採算工期短縮及びコスト削減のニーズが高まっていたが、機械化・自動化には多額の資金を要し取り組みにくかった。

やったこと

高強度鉄筋鋼材の自動切断及び自動曲げ加工に対応した新機種を導入し、硬度化する鉄筋鋼棒への対応力を高めた。新しい切断機は最大7本まで自動切断が可能となり、従来1本ずつ切断していた作業の効率が格段に向上した。新しい曲げ加工機は簡単な入力作業により自動で曲げ加工を行うことができ、熟練の技術者が時間をかけていた加工を短時間かつ正確に行えるようになった。当設備は短期間でオペレーションが習得でき、経験の浅い者でも加工業務を行える。対応可能な鉄筋鋼材は高強度鉄筋鋼材(硬度:SD390)である。

  • 加工機自動切断機自動曲げ加工機

事業の効果

  • 切断本数 1本→7本

新しい切断機により最大7本までの自動切断が可能となり、作業効率が格段に向上した。自動曲げ加工機は簡単な入力作業で自動的に加工を行えるため、作業効率が向上し時間が短縮された。加工時間の短縮と生産コストの削減にも繋がった。作業が容易化・安全化し、経験の浅い者でも加工業務を行えるようになったため、若年者及び高齢者の新規雇用も可能となった。

今後の展望

業務の効率化を図りながら、熟練の職人にはより高度な加工に専念してもらい、様々なニーズに対応できる体制を構築して受注増を図りたい。業務拡大のあかつきには若年者及び高齢者の雇用にも寄与したい。従業員の技能向上に努めるとともに、技術者が安心して働ける職場環境を作ることも大事と考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。