回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社キンコー
成果設計値0.005mm以内に入る金型を製造できるようになった
| 事業者名 | 株式会社キンコー |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 薩摩川内市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1977年 |
自動車業界では環境問題への対応として様々な基準の達成が求められている。今後問題となっているのは、新興国での爆発的な自動車の普及に伴う排出ガス問題である。世界各国で排出ガスの規制が一層強化されており、自動車の排気ガスに対しても規制が強化されている。
抱えていた課題
やったこと
排気ガスの削減に効果的なハニカム形状触媒の製造に必要な「ハニカム微細溝加工技術」を確立した。金型製造のためワイヤーカット加工機でハニカム構造の電極を作製し、その電極を形彫放電加工機に組み込んで加工した。加工条件の確認やテスト加工、プログラミングを繰り返し、貴金属よりも耐熱性に優れた素材を想定して金型の試作品を開発した。確立した技術で製造した金型は設計値0.005mm以内に入り、高規格な金型の製造が可能となった。
新しい製品・サービス:ハニカム形状触媒用の金型(ハニカム微細溝加工を施した金型)
ハニカム微細溝加工技術の確立により、高品質なハニカム形状微細溝を施した金型を製造することが可能となった。設計値0.005mm以内の高規格な金型を製造できるようになった。今後は排出ガス規制の強化を背景にハニカム形状触媒の需要増加が見込まれ、積極的な営業展開により事業の拡大を図る計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の取組との一貫性は読み取れず、排ガス規制への対応を目的に事業に取り組んだと記載があるのみ。
新興国での自動車普及や排出ガス規制強化という外部環境に触れているが、自社の強み・弱みの記述は薄い。
課題は環境規制対応と書かれ、ハニカム形状触媒の需要増を見込み営業展開を図るとあるが、数値を伴う計画は示されていない。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、金型の設計値0.005mm以内という技術水準のみがうかがえる。
製造2課長の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は読み取れない。
顧客ターゲットは触媒メーカーと読めるが、選ばれる理由や需要の裏付けの数字は示されていない。
加工条件確認、テスト加工、電極作製など遂行手順は書かれているが、スケジュールや中長期の検証内容は明確でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ハニカム微細溝加工を0.005mm以内の精度で実現し、耐熱性に優れた素材の金型試作に取り組んだと具体的に書かれている。
大気汚染や排ガス規制への対応に寄与する点は書かれているが、波及効果や雇用創出の記載は薄い。
補助金額や付加価値額の増加、生産性向上の数値は示されておらず費用対効果は読み取れない。
放電加工などの技術で触媒製造のイノベーションに寄与し得ることがうかがえるが、サプライチェーンへの波及は具体的でない。
排ガス規制強化で需要が高まる分野への進出とあるが、日本経済の構造転換への言及は乏しい。
鹿児島県薩摩川内市の企業とあるが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引する記述は読み取れない。
本事業で確立した技術で製造された金型から生産されるハニカム形状触媒の需要が高まることが予想されるため、今後積極的に営業を展開し、事業の拡大を図っていく計画である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%