ものづくり補助金平成25年度製造業鹿児島県

大豆や小麦等の素材の旨みを最大限に引き出す醤油生産方法の導入

鹿児島県醤油醸造協同組合

この事例のポイント

  • 麹の温度調節が温度を上げすぎない手法にとどまり、麹菌の活動が制限されて、大豆や小麦の旨みや甘みを最大限に引き出せていなかった。
  • 最新の冷凍機チラーユニットを導入し、外気と混合して麹の発酵を行う室に送り込んだ。
  • 麹の温度管理を徹底できる製麹方法を確立し、麹菌の能力を最大限に発揮させて、大豆や小麦の旨みと甘みを引き出せるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名鹿児島県醤油醸造協同組合
所在地鹿児島県 邑島市
業種食料品製造業
技術分野バイオ,機械制御,製造環境,測定計測
従業員数12人
資本金1.392億円
設立1966年

事業の背景

鹿児島県の醤油は甘いことで知られている。鹿児島県醤油醸造協同組合は、麹菌の能力を引き出す温度管理によって素材の甘さや旨みを引き出した生揚醤油を開発した。組合員はこの生揚醤油に、アミノ酸液や砂糖などの調味料を混合して固有の商品を開発・販売している。鹿児島工業技術センターの協力を得た「鹿児島SOYプロジェクト」は平成24年から始まり、鹿児島独自の醤油と関連商品の開発を協議してきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度麹の温度調節が温度を上げすぎない手法にとどまり、麹菌の活動が制限されて、大豆や小麦の旨みや甘みを最大限に引き出せていなかった。
  • コスト・採算生揚醤油の工程は設備投資が多額になり、徹底した温度管理も求められるため、個々の醤油メーカーでは対応しにくい。
  • 新製品・新技術南九州特有の甘い醤油を作るには、塩分をさらに抑えた製法を高度化し、黄麹菌や白麹菌の本来の甘さと旨みを引き出す温度管理を実現する設備が必要だった。

やったこと

最新の冷凍機チラーユニットを導入し、外気と混合して麹の発酵を行う室に送り込んだ。麹全体に行きわたる送風機とインバーターを導入して機械制御を行った。麹の製造に徹底した温度管理と測定計測を行い、麹の能力を最大限に発揮させる製麹方法を確立した。

  • その他冷凍機チラーユニット送風機インバーター

新しい製品・サービス:生揚醤油(3種類)

事業の効果

麹の温度管理を徹底できる製麹方法を確立し、麹菌の能力を最大限に発揮させて、大豆や小麦の旨みと甘みを引き出せるようになった。この生揚醤油を基に、組合員が固有の商品を開発・販売できる体制が整った。数値による効果は本文に示されていない。

今後の展望

鹿児島県工業技術センターの技術協力を受けるとともに、組合員からも技術者を参加させて、製麹工程の高度化を展開する計画である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。