自動薪割機の導入による、生産量の増大及び生産コストの低減

前田産業株式会社

成果手作業と比較して約40倍の生産量を実現した。

この事例のポイント

  • 薪の生産は手作業のため生産量が限界を迎えつつあり、目の前の大きな需要を取りこぼす恐れがあった。
  • 大型の自動薪割り機を導入し、玉切り、薪割り、排出までを自動化して大量生産を可能にした。
  • 手作業と比較して約40倍の生産量を実現した。大型の自動薪割り機の導入により、手作業では限界だった薪の生産量が大きく向上し、目の前の大きな需要に応えられるようになっ…

事業者のプロフィール

事業者名前田産業株式会社
所在地鹿児島県
業種廃棄物処理業
技術分野材料製造プロセス
従業員数14人
資本金1,600万円
設立1958年

事業の背景

平成24年から薪の生産を始め、当初は個人用の薪ストーブ向けや飲食店向けに販売していた。市場調査と営業展開が功を奏して出荷量は倍増を続け、専従の従業員を1名新規に雇用するに至った。一方、薪ストーブユーザー、ピザ窯の料理店、鰹節生産業者(燻製用)の薪需要は年々増加しており、特に鰹節の乾燥用は枕崎・山川で大量に消費されている。薪生産者は高齢化や後継者不在で慢性的な薪不足にあり、供給不足は当初の予想をはるかに上回っていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力薪の生産は手作業のため生産量が限界を迎えつつあり、目の前の大きな需要を取りこぼす恐れがあった。
  • 人手・技能手作業では玉切りや薪割りにチェーンソーや薪割り機を使うため、長さや太さを都度調整する必要があった。

やったこと

大型の自動薪割り機を導入し、玉切り、薪割り、排出までを自動化して大量生産を可能にした。この機械は国内では調達できず、薪の単位や測定方法が規格化されているヨーロッパから輸入した。丸太を一度セットすれば玉切りから薪割り、排出まで自動で行われ、パレットへの積み込みも容易になった。その結果、手作業と比較して約40倍の生産量を実現した。

事業の効果

  • 手作業と比較して約40倍の生産量を実現した。

大型の自動薪割り機の導入により、手作業では限界だった薪の生産量が大きく向上し、目の前の大きな需要に応えられるようになった。生産能力が向上したことで出荷が安定し、生産コストも低減した。そのため製品価格を見直し、新規顧客の獲得や商圏の拡大を図れる状態になった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均3.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性80%
  • これまでの取組との一貫性4

    平成24年から薪生産を始め、出荷量が倍増し、今後は九州各県への販売拡大を計画していると書かれています。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    薪の需要は年々増加し枕崎・山川で大量消費されており、供給不足という外部環境を踏まえた取組だと読めます。

  • 課題の認識と解決4

    平成26年度に生産量が限界を迎える課題を認識し、大型自動機械導入で約40倍の生産量を実現したとあります。

事業の実現可能性60%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    約40倍の生産量実現は示されていますが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていません。

  • 事業を進める体制3

    専従従業員1名を新規雇用したとあり、従業員14人の体制で実施する点は読み取れますが、詳細は薄いです。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    個人用ストーブや飲食店、鯉節生産業者への販売と、生産コスト低減による価格見直しが書かれています。

  • 事業化までの道筋3

    九州各県への販売拡大や将来の関東出荷を述べていますが、時期や具体的な手順は示されていません。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    広葉樹を薪の加工品として見込むとありますが、薪の一般的な普及度や高付加価値化の水準は示されていません。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    木質バイオマス利用推進で広葉樹伐出量増加が見込まれ、新規雇用も生じている点がうかがえます。

  • 費用対効果2

    約40倍の生産量向上は示されていますが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の記述はありません。

  • イノベーションへの貢献2

    玉切りから排出まで自動化する大型機械の導入は書かれていますが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は薄いです。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    紙生産の減少や木質バイオマス利用推進に触れ、成長分野への進出がうかがえますが、記述は限定的です。

  • 地域経済への波及4

    鹿児島県の枕崎・山川で薪需要が大きい地域特性を踏まえ、九州各県へ販売を広げる点が読み取れます。

今後の展望

これまでの顧客へ安定して出荷するとともに、市場調査を行いながら鹿児島県をはじめとする九州各県への販売を拡大していく。価格を見直して新規の顧客獲得や商圏拡大を図り、将来は関東方面への出荷も実現したいと考えている。

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広島県サービス業(他に分類されないもの)平成27年度

自動車整備のプロセス改善と高度化計画

支柱の間隔が広い門型2柱リフトワイドを2式と低床式エアーガレージジャッキを1台導入し、旧型リフト2台と入れ替えた。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。