ものづくり補助金平成26年度サービス業(他に分類されないもの)佐賀県

デザイン性に優れた精密な屋内看板(インテリアサイン)の生産体制の構築

株式会社 サイン・カラツ

この事例のポイント

  • 屋外看板の規制強化により屋外看板事業だけでは今後の受注が伸びにくくなっていた。
  • 精密な立体切削加工と厚みのある素材への印刷を行うため、CNCルーターマシン(3D立体加工)、レーザーカッティングマシン(3Dレーザー加工)、フラットベッドプリンター(UV印刷)の…
  • フロア全体から建物全体までのインテリアサイン製作が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社 サイン・カラツ
所在地佐賀県 唐津市
業種その他の事業サービス業
技術分野精密加工,立体造形
従業員数3人
資本金1,000万円
設立1994年

事業の背景

佐賀県では景観法など自治体の条例により屋外看板の設置規制が年々厳しくなり、自治体への申請なしでは設置が難しくなっている。一方で近年はインテリアサインの需要が上昇傾向にある。同社はこれまで屋外看板の製作・施工を主軸としてきた。近年はビルや施設全体のインテリアサインの見積依頼が増えている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力屋外看板の規制強化により屋外看板事業だけでは今後の受注が伸びにくくなっていた。
  • 品質・精度ビルや施設全体のインテリアサインは精密さが求められ、従来の耐久性重視の設備や技術では精度や納期に対応できなくなっていた。
  • 人手・技能インテリアサインの製作は手作業に限界があり、作業時間の短縮と大量生産体制の構築が必要になっていた。

やったこと

精密な立体切削加工と厚みのある素材への印刷を行うため、CNCルーターマシン(3D立体加工)、レーザーカッティングマシン(3Dレーザー加工)、フラットベッドプリンター(UV印刷)の3機種を導入した。各機械の専用ソフトウェアで操作手順を習得した。インテリアサインに最適な素材を選定した後、導入機械を検収し、製作過程に問題がないかを精査した。

加工機CNCルーターマシン(3D立体加工)
加工機レーザーカッティングマシン(3Dレーザー加工)
加工機フラットベッドプリンター(UV印刷)
ソフト各機械の専用ソフトウェア

新しい製品・サービス:精密かつデザイン性に優れたインテリアサイン

事業の効果

フロア全体から建物全体までのインテリアサイン製作が可能になった。手作業から機械への移行により精度が向上し、納期も短縮できた。作業効率と材料費・人件費などのコストが大幅に改善されると期待される。今後は既存取引先への営業、カタログ・サンプル作成、オンラインショップ開設による全国展開、オリジナルインテリア開発に取り組み、新たな主軸事業に育てる計画である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    屋外看板事業の経験を生かしインテリアサインへ展開する経緯は書かれているが、経営戦略上の位置付けは具体的な数値や計画で示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    屋外看板の規制強化と近年上昇するインテリアサインの需要が書かれ、大手資材メーカーに比べ安価で精度が高い点を武器とするとある。

  • 課題の認識と解決4

    手作業での限界、納期や精密性への対応困難という課題を明示し、機械化で作業時間短縮と精密性向上を図る計画になっている。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    作業時間短縮や納期短縮は書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は数字で示されていない。

  • 事業を進める体制3

    ソフトの操作手順習得や社員による機械検収の記載はあるが、担当人数や体制の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    精密な立体造形と厚み材への印刷ができる点、既存取引先から全国のオンライン販売までの顧客ターゲットが段階的に示されている。

  • 事業化までの道筋3

    既存取引先への営業からオンラインショップ、オリジナル開発までのステップが示されるが、時期や期限は記載されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    インテリアサインの需要上昇に触れるが、高水準の高付加価値化や高価格化を図る根拠は示されていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    屋外看板規制の強化や地域での事業展開に触れるものの、国が補助すべき波及効果や雇用創出の数字は示されていない。

  • 費用対効果2

    作業効率、材料費・人件費などのコストが大幅に改善されると期待できると書かれるが、費用対効果の数値はない。

  • イノベーションへの貢献2

    CNCルーターやレーザー、UV印刷機の導入は書かれるが、デジタル技術によるサプライチェーンへの貢献は示されていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    佐賀県唐津市での事業展開は書かれるが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引する具体的な記載は少ない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

インテリアサイン製作事業をさらに拡大し、内装全般のデザイン・施工事業や3D加工技術に特化した技術者の育成・研修事業につなげる。大手のように生産ラインに縛られず自社製作することで、高品質で低価格なオーダーメイドインテリアサインを提供し、販路拡大を図る。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。