RPF製造における省エネルギーと品質向上を目的とした設備導入計画
RPFの品質向上のための作業員研修を行い、不適切な廃棄物を排除するノウハウを身につけた。
効果:電力原単位 174kwh/トン→125kwh/トン
太田工務店株式会社
| 事業者名 | 太田工務店株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県 多可町 |
| 業種 | その他のサービス業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 2015年 |
多可町では木造住宅に使われる桧の生産が盛んだが、外国材を使うことが多い大手住宅メーカーの台頭で、国産桧の需要は低迷していた。当社は木造伝統工法にこだわり、受注する工事に地元産桧を使いたいと以前から考えていた。自然乾燥に近い状態で、かつリーズナブルな価格の木材を安定して調達する必要があった。
抱えていた課題
やったこと
自然乾燥に近い状態で木材を乾燥できる超低温乾燥設備を導入した。装置内の温度を45℃以下に設定し、木材の細胞を壊さずに水分を抜く方式で、従来の高温乾燥(100℃以上)とは方式が異なる。乾燥や設備管理のノウハウがなかったため、地元木材店や林業関係者に協力を仰ぎ、試行錯誤を繰り返して自然乾燥に近い状態を再現する最適な温度設定を見つけた。超低温乾燥設備とあわせて製材機も導入し、多可町産桧を直接仕入れて乾燥・製材し、自社で活用する体制を整えた。乾燥・製材の機能を生かし、「多可桧屋」の名称で構造材・化粧材などを建築事業者等に販売する事業を始めた。
| その他 | 超低温乾燥設備 |
|---|---|
| 加工機 | 製材機 |
新しい製品・サービス:多可町産桧の構造材・化粧材などを「多可桧屋」の名称で建築事業者等に販売する事業
超低温乾燥設備の導入により、自然乾燥に近い木材を安定して調達できる体制が整い、伝統工法建築の受注拡大につながることが期待されている。工務店が乾燥設備を持つことは珍しく、その独自性が話題となって学生の会社見学や林業関係者のイベントでの来訪があり、マスコミにも取り上げられている。多可町産桧へのこだわりやブランディング活動が営業面でも効果を生んでいると推測される。また、取り組みに興味を持った学生が入社するなど、採用面にも好影響が出ている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
多可町産桧を使う取組として地元産材へのこだわりや過去の伝統工法への思いが書かれ、一貫性はうかがえるが経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
大手住宅メーカーの台頭で国産桧の需要が低迷との外部環境と、外国材に頼らない自社の製材・乾燥機能が書かれている。強みの定量的な裏付けは薄い。
自然乾燥は2〜3年かかり価格も高いという課題を、超低温乾燥で乾燥期間を4週間にする具体的な解決策として示している。
工期短縮やコスト低減、外販事業の開始とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
乾燥や設備管理のノウハウは地元木材店や林業関係者の協力で習得したとあるが、人材や事務体制の詳細は書かれていない。
自然乾燥に近い状態とリーズナブルな価格を求める顧客ニーズや引き合いの多さが書かれ、製品の価値が整理されている。
今後の展開として拡販や海外販売が挙がるだけで、スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
工務店が乾燥設備を保有すること自体が珍しく、独自性が話題になったと書かれ、同分野での差別化がうかがえる。
国産桧の需要低迷と林業・地域産業の活性化が挙げられ、山の産業と自然の好循環を通じた地域への波及が示されている。
乾燥期間が2〜3年から4週間になると書かれるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数字はない。
超低温乾燥という設備導入は書かれるが、先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルの記述はうかがえない。
地域材の利活用や木材需要の掘り起こしが書かれるが、日本経済の構造転換に資するかは読み取れない。
多可町産桧を活かし、構造材や化粧材を地域ブランドとして販売して地域を盛り上げるとの事業内容が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
多可桧屋の拡販を進めるとともに、多可町産桧と他の多可町の特産品とのコラボレーション商品を開発する。多可町産桧の海外販売にも取り組む。
RPFの品質向上のための作業員研修を行い、不適切な廃棄物を排除するノウハウを身につけた。
効果:電力原単位 174kwh/トン→125kwh/トン
外国製の出力の高い最新型の木材破砕機を導入し、木くず破砕の効率化と生産性向上に取り組んだ。
効果:稼働時間 6時間/日→7時間/日
補助事業では、専用カメラとコンピューターでボディカラーを分析し色の配合を瞬時に読み取る「コンピューター調色システム」を導入した。
効果:パール色など特殊な調色の所要時間 120分→15分