回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
日水電気化学工業株式会社
成果不良率 20%→1%
| 事業者名 | 日水電気化学工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 鹿児島市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 表面処理 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1948年 |
68年前に住宅地の下荒田で小さな工場を始め、36年前に現在の工業団地へ工場を移転した。工業団地に移転してからは本格的なメッキ工場として活動している。安定受注しているハサミのメッキ処理の案件が主力となっている。
抱えていた課題
やったこと
最新の自動メッキラインを導入した。旧型の装置では様々な故障が発生し、不良率が20%という異常値に達していたが、新装置導入後の不良率は1%未満に減少した。自動メッキラインを導入した結果、処理能力が向上し、生産量が増加した。品質も格段にアップし、検査時間の短縮にもつながった。局所排気装置の吸入口を1個所から小口の8個所に増やした結果、吸入効率が高まり、作業環境が改善された。
| 加工機 | ハサミ自動メッキライン |
|---|
自動メッキラインの導入により、生産性が向上し、生産量が増加した。不良率は20%から1%未満に低減し、品質が格段に上がり、検査時間も短縮された。局所排気装置の吸入効率が高まり、作業環境が改善された。今後は大口取引先への受注量の拡大や、機会損失案件の取り込み、新規開拓による売上増が期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のメッキ事業を工業団地移転後も本格化させたと読めるが、経営戦略上の位置づけは具体的に書かれていない。
安定受注や受注拡大の見込みはうかがえるが、市場動向や競合に対する強み・弱みの分析は書かれていない。
老朽化による不良率20%、2.5倍稼働による人件費増という課題が具体的に示され、新装置で不良率1%未満に減らすと記されている。
月最大150万円の収益増、年間1,800万円の受注拡大、人員削減という数字つきの目標が示されている。
従業員27名の記載はあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力については書かれていない。
安定受注先や大口取引先への受注拡大の見込みは読めるが、ニーズの裏付けや選ばれる理由は整理されていない。
導入後の成果と今後の大口取引先への展開は書かれているが、中長期の検証やスケジュールは具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
ハサミのメッキ処理という分野で高付加価値化を図る記述はうかがえるが、普及度や高価格化の根拠は書かれていない。
環境問題や公害問題への対応や作業環境の改善はうかがえるが、波及効果や雇用創出への言及は乏しい。
投資に対する最大150万円/月の収益増と年間1,800万円の受注拡大という効果額が示され、費用対効果が読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿児島市での創業と工業団地への移転は読めるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
大口の取引先に対し不良率を劇的に引き下げることで受注量の拡大が期待できる。生産性向上を通して生産能力を拡大し、機会損失案件の取り込み及び新規開拓で売上増が期待できる。
『メッキ』は日本の『ものづくり』にとってなくてはならない基盤となる技術であり、さまざまな産業分野で表面処理での貢献による共栄が重要です。お客さまの技術によって創り出された製品が当社の『表面処理』という付加価値により更なる評価へつながることこそ、当社の目指すところです。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%