吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社光洋金属防蝕
| 事業者名 | 株式会社光洋金属防蝕 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 下松市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 表面処理 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1969年 |
当社は昭和44年の創業以来、金属表面処理技術を中心に、他社にまねのできない技術を売りとして顧客の要望に応えてきた。RoHS指令など環境規制への対応が求められるなかで、亜鉛めっきでは6価クロメートを使わない3価クロメートが主流になりつつあった。一方で、従来は6価クロメートを利用していた県内外の顧客が多く、その市場を広げる余地があった。
抱えていた課題
やったこと
日本で初めて亜鉛めっき液(メルリン)を採用し、3価クロメート用の亜鉛めっきラインを新設した。低電流密度部でもこれまでより多くの亜鉛被膜を析出し、着き回りも良くなったため、生産性と利益率が向上した。光沢剤の補給を分析から補給まで自動化し、仕損率を下げるとともに人員を削減した。3価クロメート処理槽にpH自動管理装置を設置し、最適なタイミングで処理液を自動補給できるシステムを構築した。
新しい製品・サービス:3価クロメート亜鉛めっき
日本初の亜鉛めっき液の採用とめっきラインの新設により、生産性が大幅に向上した。光沢剤補給の自動化で省力化と品質の安定が進み、仕損率も下がった。pH自動管理により3価クロメート被膜の品質が安定し、RoHS指令に対応した環境配慮型で高品質なめっきを提供できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の6価クロメートから3価クロメートへの転換という環境対応の流れは書かれているが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けまでは読み取れない。
環境対応の流れや県内外の6価顧客を狙う点、他社との差別化が書かれており外部環境への対応はうかがえるが、市場規模や自社の強み・弱みの数字は少ない。
ph変動による品質不安定という課題を明確に挙げ、亜鉛めっき液採用と光沢剤・ph自動管理で解決する具体的な内容が書かれている。
利益率向上や雇用・賃上げの継続が見込まれると書かれているが、具体的な付加価値額や賃上げ率の目標値は示されていない。
従業員25人の会社であることは書かれているが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力について記述は少ない。
RoHS指令対応の高品質な3価クロメート亜鉛めっきを、従来の6価顧客や塗装代替の顧客に供給する点が具体的に書かれている。
新設ラインの導入と自動管理システム構築の流れは書かれているが、スケジュールや中長期の検証内容は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
国内初となる亜鉛めっき液を採用し、光沢や仕損率低減など高水準の品質を実現した点が具体的に書かれている。
RoHS指令という環境規制への対応と雇用の安定が挙げられているが、経済波及効果など国が補助する積極的理由は薄い。
換気費用削減や浴液冷却費用削減、仕損率低減などコスト効果は書かれているが、補助金額に対する付加価値増加の数字は示されていない。
ph自動管理やサプライチェーンでの環境対応への貢献がうかがえるが、先端的デジタル技術や新ビジネスモデルとしての記述は薄い。
環境規制対応の転換は触れられているが、市場成長分野への進出や日本経済の構造転換への言及は乏しい。
山口県下松市の企業で県内外の顧客を狙うと書かれており地域性はうかがえるが、地域経済を牽引する具体的な記述は少ない。
従来6価クロメートを利用していた県内外の顧客を対象に3価クロメート亜鉛めっきの市場獲得を目指す。利益率を高めて雇用の安定と賃上げを続ける見込みである。塗装を行っていた外観性を求める顧客にも低コストで供給し、新規受注を開拓する計画である。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円