ものづくり補助金平成25年度製造業沖縄県

100kg以下の原料を効率的に処理できる粉末乾燥装置の開発

沖縄パウダーフーズ株式会社

この事例のポイント

  • サトウキビのバガス以外の多品種の農産物を粉末化できる設備がなく、対応できる範囲が限られていた。
  • 洗浄機、脱水機、スライサー、乾燥機2台(ドラム式・棚式)、ふるい選別機、風袋充填機の計7台を導入し、既存の粉砕機と組み合わせて、食材の洗浄から乾燥、粉砕、商品の袋詰めまでを自社で…
  • 機器導入により、県内大手メーカーの商品原料となる紅芋パウダーのすべてを当社一社で引き受けられるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名沖縄パウダーフーズ株式会社
所在地沖縄県 糸満市
業種食料品製造業
技術分野バイオ
従業員数10人
資本金3,000万円
設立2010年

事業の背景

当社は6年前にサトウキビの搾りかすであるバガスの食物繊維粉末「ウージバパウダー」を開発した。バガスは硬くざらつきがあり、粉末化により食品への展開が広がり、現在は県内製パンメーカーのパンに使われている。沖縄には栄養豊富な農産物が多くあるが、粉末化しなければ県外や海外への輸送や保存が容易ではない。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力サトウキビのバガス以外の多品種の農産物を粉末化できる設備がなく、対応できる範囲が限られていた。
  • 販路・情報発信沖縄の栄養豊富な農産物は、粉末化されていないため県外や外国への輸送や保存が難しく、販路拡大が進まなかった。

やったこと

洗浄機、脱水機、スライサー、乾燥機2台(ドラム式・棚式)、ふるい選別機、風袋充填機の計7台を導入し、既存の粉砕機と組み合わせて、食材の洗浄から乾燥、粉砕、商品の袋詰めまでを自社で一貫して行えるようにした。バガスは約130℃の瞬間温風乾燥を利用する。紅芋などはドラム式乾燥機で表面温度を100〜120℃に保ち、回転させながらゆっくり乾燥させる。素材の特性に合わせた乾燥や粉砕が可能になった。

新しい製品・サービス:紅芋パウダー

事業の効果

機器導入により、県内大手メーカーの商品原料となる紅芋パウダーのすべてを当社一社で引き受けられるようになった。紅芋パウダーの開発実績を生かし、奄美大島の「島あざみ」の商品化事業を受託し、県外から直接受注できるモデルケースもできた。作業工程のほとんどを自動化でき、紅芋パウダーの開発にも着手した。本事業によって当社全体の売上は約1千万円増加した。

今後の展望

一部手作業の工程が残っているため、自社努力で製造工程の効率化を進め、コストダウンを図りながら商品製造と新商品開発を展開したい。今後は小型の機器を導入してコストを抑え、小ロットの受注を広げて6次産業化の支援や沖縄の優れた素材の発信・販路拡大を行いたい。

事業者の声

沖縄のさまざまな農産物を粉末化したい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。