ものづくり補助金平成26年度製造業北海道

チョコレート菓子の低コスト量産化に向けた超音波カット機とチョコレートコーティング機の導入事業

株式会社マサール

この事例のポイント

  • 年々増加する供給ニーズに対応しきれず、量産体制の強化が必要だった。
  • チョコレート菓子の低コスト量産化に向けて、超音波カット機とチョコレートコーティング機を導入した。
  • 導入により品質を維持したまま安定的に量産できる体制が整い、コストカットと売上げの大幅アップを実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社マサール
所在地北海道 札幌市
業種食料品製造業
技術分野機械制御
資本金300万円
設立2005年

事業の背景

株式会社マサールは1988年に東京以北で初の高級チョコレート専門ショップを出店し、本場ヨーロッパの原料・製法にこだわった本格的なショコラで人気を保ってきた。さっぽろスイーツコンペティション生菓子部門でグランプリを受賞するなど技術の高さにも定評がある。年々増加する供給ニーズに応えるため、量産化が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力年々増加する供給ニーズに対応しきれず、量産体制の強化が必要だった。
  • コスト・採算手作業に頼る工程が多く、コストの削減が課題だった。

やったこと

チョコレート菓子の低コスト量産化に向けて、超音波カット機とチョコレートコーティング機を導入した。カット機は季節イベントに合わせた複雑な形のチョコの製造にも使う。導入後は品質を維持しながら安定的に量産できる体制を整えた。温度管理が重要なブレンドやミキシング、生地をのす工程などは熟練職人の技術に頼る部分を残し、機械と手作業の連携を図る。

  • 加工機超音波カット機チョコレートコーティング機

新しい製品・サービス:季節イベントに合わせた複雑な形のチョコレート

事業の効果

導入により品質を維持したまま安定的に量産できる体制が整い、コストカットと売上げの大幅アップを実現した。供給ニーズの増加にも対応できるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    1988年の出店やコンペ受賞など事業の歴史は書かれているが、本事業の導入が経営戦略のどこに位置付くかは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    本格的なショコラや受賞実績など強みはうかがえるが、市場や顧客動向の分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    供給ニーズの増加に応えるため量産化したと課題と対応は書かれているが、具体的な数値目標は示されていない。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    コスト削減や売上の大幅アップを実現したとあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    熟練職人の経験を生かした生産効率化や管理体制強化の方針が書かれているが、事業遂行の人員体制の具体は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    複雑な形の季節チョコや、顧客に感動を届ける商品方針は書かれているが、ターゲットは具体的でない。

  • 事業化までの道筋2

    今後の管理体制強化と生産効率化の考えが述べられているのみで、スケジュールや解決方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    高級チョコの本格製法にこだわる点は読み取れるが、ジャンルの普及度や高価格化の水準は書かれていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果2

    コスト削減と売上の大幅アップが述べられているが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    カット機やコーティング機の導入は述べられるが、先端的なデジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    札幌の老舗菓子店として地域の人気を誇る点は書かれているが、地域経済への波及効果は具体的に述べられていない。

今後の展望

今後もさらなるおいしさの追求のため、環境整備と管理体制の強化を進め、熟練職人の経験を生かした生産効率化を計っていく考えだ。また資材や原料、機械などの新しい情報を得られる出会いを求めている。

事業者の声

これからも、お店に足を運んでくださるお客様に、ショコラを通して感情がプラスに導けるような、そんな商品を作っていきたい。又、本事業で導入したカッター機を使って季節イベントに合わせた複雑な形の楽しいチョコも実現させます。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。