ものづくり補助金平成26年度製造業青森県

加工・販売原料の高鮮度化、製品積み作業の省力化を目指す製造ラインの構築

ぜんぎょれん八戸食品株式会社

成果製造ラインの作業員数 25人→15人

この事例のポイント

  • ばらつきのある大きさのサバが一網で水揚げされ、選別作業の精度とスピードを上げる必要があった。
  • 本事業で自動定量器、小型自動選別機・排出コンベア、地下型パイルテーブルの3つの機器を導入した。
  • 製造ラインの作業員数 25人→15人。小型自動選別機の導入で選別出口が1か所から2か所に増え、再選別なしで一度にサイズの細分化ができるようになり、滞留が改善…

事業者のプロフィール

事業者名ぜんぎょれん八戸食品株式会社
所在地青森県 八戸市
業種食料品製造業
技術分野機械制御,測定計測
従業員数95人
資本金1,900万円
設立2003年

事業の背景

当社は八戸漁港で多く水揚げされるイカとサバを主体に冷凍・販売し、加工品を一般消費者向けと業務用として全国の量販店などで販売している。産地に直結した加工業者として事業を行っている。水揚げされるサバは大きさにばらつきがあり、漁獲範囲の拡大で運搬時間と入港時間の遅れが生じ、魚の鮮度や作業時間に影響が出ている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度ばらつきのある大きさのサバが一網で水揚げされ、選別作業の精度とスピードを上げる必要があった。
  • 生産能力漁獲範囲の拡大により漁獲地から漁港までの運搬時間が増え、入港も遅れるため、魚の鮮度と作業時間の確保が難しくなっていた。
  • 人手・技能製造ラインには常時25名程度の作業員が必要で、製品積み込み作業の負担軽減と人材確保が喫緊の課題だった。

やったこと

本事業で自動定量器、小型自動選別機・排出コンベア、地下型パイルテーブルの3つの機器を導入した。選別・凍結工程でのサイズ選別能力を高め、計量時間を短縮して鮮度を上げ、製品積み作業を省力化した。導入機器は高鮮度、高品質、省力化、効率化の4項目を満たす機種を条件に選定した。労働負荷の少ない効率的な製造ラインの構築も目指した。

事業の効果

  • 製造ラインの作業員数 25人→15人
  • 地下型パイルテーブルの導入により作業員1名の削減ができた。

小型自動選別機の導入で選別出口が1か所から2か所に増え、再選別なしで一度にサイズの細分化ができるようになり、滞留が改善されて高品質な原料選別が可能になった。自動定量器により容器ごとに計量でき、計量時間が短縮され計量作業員も削減できた。地下型パイルテーブルで製品積み作業の肉体的負荷が減り、作業効率も上がった。原料を細かく選別できるようになり、加工品の用途に応じた原料提供や海外輸出にもつながっている。

今後の展望

細かな選別により、県内サバ缶詰メーカーを中心に養殖業者や延縄漁業者などの求めるグラム数に応じて原料を販売し、シェア拡大を目指す。これまで安価な養殖用エサにしかならなかった小さいサイズの魚にも仕分けによって付加価値を付け、販売価格の向上につなげたい。冷凍保存した製品の輸出にも取り組み、ベトナム、タイ、フィリピンなどの東南アジアを検討している。

業種と困りごとが近い成果事例

大阪府製造業平成25年度

ねじ寸法自動計測システムの試作開発

平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。

効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。