回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ニチバクオックス
成果裁断エリアに必要な人数 6人→3人
| 事業者名 | 株式会社ニチバクオックス |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 五所川原市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 17人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1987年 |
当社は関東圏の商社から発注を受け、ブランド衣類の企画・製造・販売を行っている。デザインのサンプル製造から携わり、メンズ・レディース、子ども服の製造を数多く手がけている。近年、レディース製品では高品質でデザイン性の高いものが市場から求められている。
抱えていた課題
やったこと
アパレルコンピュータシステム、全自動延反システム、解反簡易スポンジングシステムの3つの機器を導入し、効率的な生産体制の構築を図った。アパレルコンピュータシステムは、発注元から送られるパターン(型紙)のデータをパソコンに転送し、専用プリンターで型紙を印刷できる。全自動延反システムは、巻かれた布をほどき、一定の長さにカットして重ねる延反作業を効率化する。解反簡易スポンジングシステムは、延反・裁断前にスチームを当てて布の歪みを補正し、正確な裁断、縫製、仕上げにつなげる。
延反作業は2人から1人で行えるようになり、自動延反により正確な裁断が可能になった。スチームで生地が安定し、裁断・縫製・仕上げの精度が向上したことで、お客さまからスポンジングを入れてから製造してほしいという要望も入るようになった。型入れ作業が不要になり裁断エリアの時間が短縮されたことで、受注に対応できる生産量が増えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
衣類製造の受注やデザインサンプル製造に携わってきた実績はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。
レディース製品の高品質・デザイン性への市場要求に触れるのみで、自社の強みや競争優位の記述は薄い。
手作業による寸法ばらつきや裁断ミス、高齢化といった課題を挙げ、延反・スポンジング導入で解決する流れが示されている。
裁断工程の人数が5、6人から3人へ半減したと書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員17名、平均年齢43歳とあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の具体的な記述はない。
お客さまから「スポンジングを入れてから製造してほしい」との要望が出ていると書かれ、ニーズの裏付けはあるが整理は薄い。
今後の展望として若手育成や新規受注対応を述べるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
デザイン性の高い衣類の需要増に触れるが、同分野での高付加価値化・高価格化の水準は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
作業人数の半減や生産量の増加は書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
五所川原市の所在は分かるが、地域の特性を活かした雇用創出や成長への言及はうかがえる程度である。
機器導入により裁断までの生産体制が整い、繁忙期の外部委託をやめて全工程を自社で対応できるようになった。新規受注にも対応でき、売上増、利益増につなげたいと考えている。スポンジングが必要なナイロン製の生地やソフトベア天竺素材も扱えるようになり、品質と技術を武器に製品をアピールしていきたい。
スポンジングを入れてから製造してほしい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日