回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社 渡辺水産
| 事業者名 | 有限会社 渡辺水産 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 むつ市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 32人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1998年 |
当社は陸奥湾産帆立貝を原料とした「冷凍ベビーほたて」を製造・販売しており、イカの塩辛や焼きあたりめなどの水産加工品も手がけている。製品に混入する貝殻片が課題で、これまでX線異物検査装置を導入して対応してきた。ただし装置の性能と検出感度には限界があった。
抱えていた課題
やったこと
本事業で新型のX線異物検査装置を導入し、貝殻除去ラインを構築した。新型装置では、これまでのX線異物検査装置では検出できなかった大きさの貝殻片も検出できるようになった。誤検出が減り、ほぼ100%に近い確率で貝殻片を排除できることが実証された。さらに作業員を丁寧に指導し、異物除去率の一層の向上を目指した。
| 検査測定 | 新型X線異物検査装置 |
|---|
異物混入率は補助事業前の旧型X線装置使用時から大幅に改善し、おおよそ0に近い数値まで向上した。これまで検出できなかった異物も検出できるようになり、誤検出も激減した。ウロ取り作業者を専任化したことで貝殻除去作業は異物除去ラインのみで対応でき、作業効率が大幅に改善した。その結果、異物除去作業の省人化と異物ゼロ製品の量産体制が整った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ほたて製品の異物混入が課題とされ、X線異物検査装置の導入で対応してきた経緯は読めるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。
異物混入がない付加価値をアピールする方針や輸出への挑戦は語られるが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
ウロ取り作業との兼務による生産性低下を課題として認識し、作業者専任化と貝殻除去ラインの構築で解決を図っている。
異物混入率が0に近づいたと述べられるが、付加価値額や賃上げの目標値、数値目標は書かれていない。
ベトナムから実習生15名を受け入れ、事前に日本語を教えていると述べられ、人材の確保体制は読み取れる。
異物混入がない製品という付加価値と、貝殻片を使わないユーザーへの市場拡大という狙いは読めるが、ニーズの裏付けは薄い。
今後の展望として2次加工品の生産体制強化や輸出への取組が挙げられるが、スケジュールや遂行方法の記載はない。
公開されている事例からは読み取れません。
異物混入ゼロの冷凍ベビーほたてという差別化が示されるが、普及度や高価格化の数値は書かれていない。
地域への波及効果として新規採用や設備投資、地域経済への効果への期待が述べられるが、定量的な根拠は薄い。
X線装置の誤検出減少やウロ取り作業の専任化による効率改善は語られるが、投入額に対する費用対効果の数値はない。
X線異物検査装置の新型導入はうかがえるが、先端デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
青森県むつ市の水産加工で地域の帆立を原料とし、地域経済への効果や雇用への期待が述べられている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
異物混入がない付加価値を前面に出し、「冷凍ベビーほたて」を使用していないユーザーへの市場拡大と既存ユーザーの信頼回復を図る。貝殻片のない自社原料を使った2次加工品の生産体制を強化し、貝殻検品工程を省くことでコスト低下と生産性向上を見込む。海外輸出では水産商社等と協力して2次加工品の輸出に取り組む。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人