回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ダックス
成果異物混入率 0.01%→0%
| 事業者名 | 株式会社ダックス |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 伊勢崎市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,製造環境 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2006年 |
当社は既に異物混入率0.01%という高い技術力を持っていた。一方、他社から仕入れる異物混入率20%の原料肉も扱っていた。食品、とりわけ食肉の安全性に対する消費者の要求は年々厳しくなっている。主要取引先から異物混入率0%の生産要請が寄せられていた。
抱えていた課題
やったこと
過去のクレーム異物を使って異物検出装置の能力データを収集し、生産能力のデータも収集した。製造ラインを見直し、新たに異物検出装置一式をラインに組み込んだ。新設備は金属・石・ガラス・強化プラスチックなどの異物を検出する。従来ラインのコンベアベルト幅190mmを、新ラインの金属検出機ベルト幅およびX線異物検出機ベルト幅ともに300mmに拡大した。作業者の検品技術と機械の検出能力を融合させ、すべての異物を発見できるラインを構築した。
| 検査測定 | 異物検出装置一式(金属検出機・X線異物検出機を含む) |
|---|---|
| 加工機 | 新ラインのコンベア |
クレーム対象の異物を検出できるようになり、異物除去率100%で当社製品規格基準を満たした。従来ラインより生産性が33%向上した。凍結後の異物検出がなくなり、再解凍による検品のタイムロスもなくなった。従業員の異物除去への意識が高まり、良質な商品が生産できると期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2006年設立で食肉加工の検品作業を行ってきたことはうかがえるが、過去の取組との一貫した経営戦略上の位置づけは書かれていない。
取引先から異物混入率0%の生産要請が寄せられ、異物混入率0.01%の既存技術を強みとして挙げ、市場ニーズと自社の技術力の関係が具体的に読み取れる。
異物混入率0.01%から0%へ、生産性33%向上、90秒あたり流せる量40kgなど数値つきで課題と解決策が示されている。
生産性33%向上と売上10%増加の見込みが示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
異物混入率0%が取引先から強く求められているという顧客ニーズと、既存取引先・新規取引先・新分野の3市場が整理されている。
新規取引先開拓や餃子など新分野製品の製造、外食産業への参入が示されるが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
異物混入率0%を達成し、従来取りきれなかった異物を検出できる水準に到達したと具体的に書かれており、高水準の品質化が読み取れる。
食品安全への社会的要請に触れているが、雇用や波及効果などの国が補助する積極的理由は書かれていない。
生産性33%向上とクレーム異物の除去が示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
X線異物検出機や金属検出機を用いた検出ラインの構築が示されるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献までは読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
伊勢崎市に所在する食料品製造業であることはうかがえるが、地域の特性を活かした雇用創出や成長牽引までは書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
既存取引先では異物ゼロの原料肉が求められており、市場での頭数が増えれば10%程度の売上増加を見込める。新規取引先には異物混入率0%の原料肉の営業を積極的に行う。餃子など新分野製品の製造を本格的に始め、外食産業への参入を図る。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分