回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社田中紙工
成果作業時間 3日→1日
| 事業者名 | 株式会社田中紙工 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 八戸市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1998年 |
当社は印刷会社から持ち込まれた印刷物に無線綴じ、中綴じ、折りなどの加工をして納品する総合専門製本業を営んでいる。紙の仕入れ資金が不要で粗利益率の高いビジネスとして、地域の紙媒体による情報発信を支えてきた。近年はインターネットの普及により書籍・雑誌の発行部数が低迷し、大手印刷企業では綴じ加工の内製化が進んだ。印刷・製本の市場規模も年々減少し、青森県南地域の製本業者は当社を含め2社のみとなった。
抱えていた課題
やったこと
三方断裁機、マーブル・クロス貼り機、横型プレスカッターの3台の冊子加工機械を導入し、加工作業を機械化した。三方断裁機は断裁前のサイズを付属のタッチパネルに入力するだけでA4からA6サイズまで自動で天・地・小口の三方断裁ができ、裁ち屑も一か所に集積できる。無線綴じの仕上げ裁ちは一度に5〜10冊単位で行えるようになった。マーブル・クロス貼り機は伝票などの背中の補強テープを自動で貼り、従来手作業だった工程を自動化した。横型プレスカッターは冊子の折り部分を機械で圧力を掛けて潰し、手作業より強く圧縮できて折り部分の仕上がりも良くなった。3台とも作業の効率化と生産性向上を第一に選定した。
3台の機械導入により全体の作業時間が4〜5倍速くなり、作業効率と安全性が向上して従業員の作業負担も減った。一人でできる作業が増え、省スペースで各担当者が機械に対応できるようになった。製本物の品質は手作業に劣らず、小ロットの発注にも対応できるようになった。作業時間の短縮により納期が厳しい案件も受注できるようになり、横型プレスカッター導入後は中綴じ冊子の受注も増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
無線綴じ・中綴じ等の製本を長年手がけ、紙媒体の情報発信を支えてきたとあり、既存事業との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
印刷市場の縮小や大手の内製化、地域の製本業者が2社のみという環境認識が書かれ、競争優位は年度末の需要過多への対応力として示唆される程度。
年度末・年度初めの需要過多で受注を断るケースがあるという課題を示し、3台導入で作業時間を4〜5倍速にする解決策が書かれている。
1人3〜4日の作業が1〜2日に短縮、作業時間4〜5倍速と数字で目標と効果が示されている。ただし付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
従業員7名、平均年齢35.6歳と体制の概要は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は乏しい。
小ロット対応、短納期、低価格化を目指すと書かれ、顧客ターゲットは中綴じ冊子の取引先印刷会社とあるが、ニーズの裏付けは薄い。
中綴じ冊子の売り込みや大量ロット価格の見直しなど今後の方針は書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
製本業は市場が縮小しており、高付加価値化や高価格化を図るとの記述はなく、新市場性はわずかにうかがえる程度。
地域の紙媒体による情報発信を支え、青森県南地域の製本業者が2社のみになった状況が書かれ、地域の産業維持の意義がうかがえる。
3台の導入で作業時間が4〜5倍速になったと書かれるが、投入額や付加価値額の増加など費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
八戸市を拠点とし地域の紙媒体を支えると書かれるが、地域資源を活かした付加価値創出や雇用拡大の記述は乏しい。
大量ロットの価格を少し低めに設定でき、短納期化を図ることで受注拡大を目指す。中綴じ冊子製本を取引先の印刷会社へ売り込んでいく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名