回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社本家比内地鶏
成果充填ラインのスピード 1倍→1.5倍
| 事業者名 | 株式会社本家比内地鶏 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 大館市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1997年 |
自社で処理・加工を一貫して行っており、飲食店からの発注に当日出荷できる強みがある。県内唯一の大規模処理場の認可を取得しており、常に外部検査員立会による処理を実践して安全性・信頼性を確保している。コンビニやスーパーの惣菜等中食市場は、核家族化や高齢者の増加に伴い鍋やスープなどでも個食化の傾向にある。
抱えていた課題
やったこと
充填量を50ml〜1000mlの範囲で変更できる自動充填包装機を導入した。多種サイズの三方袋を自動送りできる機構を備え、液体および液体に個体を加えた内容物の充填が可能である。この自動充填包装機に、既存の重量チェッカーと金属探知機を組み合わせ、一貫した製造工程を構築した。
新しい製品・サービス:一人前サイズのスープや固形物入りの小口パック商品など、多品種小ロットの加工品
自動化により包装工程の作業効率が大幅に改善し、一人前のスープ製造や固形物の同時充填も可能になった。一貫製造工程により充填ラインのスピードが1.5倍になり、充填量の誤差も±1%以内に収まってロスが減り、製造効率が上がった。手作業で袋詰めしていたおかゆ・卵・しぐれ煮なども一部自動化でき、製造時間の短縮とコスト削減につながった。数量限定のコラーゲンスープや鳥皮の煮込み等を自社ラベルで販売できるようになり、取扱商品の付加価値も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去のスープ商品や手作業の課題に触れ、今回の自動化が新商品展開に続くと読めるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
当日出荷できる強みや県内唯一の大規模処理場認可に触れ、中食の小口ニーズに対応する競争優位が具体的に読み取れる。
200ml商品やフィルム包装では小口ニーズに応えられなかった課題を示し、充填機導入と1〜1000mlの可変充填で解決する計画が読み取れる。
充填ラインのスピード1.5倍、充填誤差±1%以内、加工品部門の年間30%売上規模拡大という数値目標が示されている。
従業員25人と製造受託の実績はうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述は見当たらない。
一人前スープや数量限定商品など顧客ターゲットと製品価値が具体的に示され、中食・シニア・単身者向けのニーズも書かれている。
今後の展開として加工品アイテム増加や限定商品の継続開発が示されるが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
希少部位を自社スープと組み合わせた数量限定の比内地鶏加工品として、同分野での差別化がうかがえる。
中食市場の拡大や高齢者・単身者の増加に触れるが、国が補助する理由となる波及効果や雇用創出の記述は薄い。
稼働期間や工程改善の結果としてロス削減、製造時間短縮、コスト削減が示されているが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
重量チェッカーや金属探知機を組み込んだ一貫工程は示されるが、先端デジタル技術や地域サプライチェーンへの貢献の記述は限定的である。
中食市場の成長に触れるが、日本経済の構造転換に資するという観点の記述はわずかにうかがえる程度である。
比内地鶏という地域特産品を活かし、少量の部位を低価格商品にするなど地域資源の活用が具体的に書かれている。
レトルト商品の加工設備を活かして自社製品以外の製造受託にも対応し、加工品アイテムを増やして加工品部門で年間30%の売上規模拡大を目指す。比内地鶏の加工技術とノウハウを活かし、数量限定商品の開発・提案を継続する。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮