おかずみその殺菌方法の変更による安全性、作業環境改善、コストダウンの実現
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
磐田電工株式会社
| 事業者名 | 磐田電工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 由利本荘市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 表面処理 |
| 従業員数 | 180人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1943年 |
当社は昭和18年創業で、精度の高いプレス加工とステンレス材の深絞り技術に定評がある。かつてはコンパクトデジタルカメラ等の外装で業績を伸ばし、現在はデジタル一眼レフカメラ等の精密機構部品や、自動車から医療関連まで様々な業界と取引している。プレス加工から塗装までの一貫生産を強みとしてきたが、細かな機構部品の潤滑塗装は外注に頼っていた。
抱えていた課題
やったこと
小物部品に対応した独自仕様の潤滑塗装用自動塗装装置を導入し、潤滑塗装技術の確立を目指した。フッ素系やモリブデン系の塗料を使うため通常より焼成時間を長くする必要があり、設計・プレス段階から塗装後の膜厚を加味した寸法にコントロールする技術が求められた。塗装装置は4本のガンの位置、向き、塗出量のバランスを調整して部品の端や中央に均等に塗料を塗布する仕組みで、安定した技術を確立するまでには相応の時間を要した。社内製作の塗装治具(マスキング)も用いた。
| 加工機 | 潤滑塗装用自動塗装装置(4本のガンで塗布) |
|---|---|
| その他 | 塗装治具(マスキング) |
新しい製品・サービス:小物部品に対応した独自仕様の潤滑塗装ラインによる、高い摺動性・遮光性・意匠性を備えた塗装加工
潤滑塗装を内製化したことで塗装費用が大幅に削減された。これまで培った金型製造技術との相乗効果により、外注では対応できなかった高い意匠性と寸法精度を求められる製品を受注できるようになった。摺動性、遮光性、黒塗りやクリア塗装による艶感など顧客の要望に応じた一貫した品質管理の下で製品を提供できるようになった。プレス加工、ショットブラスト、潤滑塗装を組み合わせた高い密着性と耐食性の塗装方法を提案し、アウトドア・レジャー系メーカーのVA案として採用され量産に至った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のプレス加工と潤滑塗装の一貫生産を強みとし、外注依存だった塗装を内製化する方向性は読み取れるが、経営戦略上の明確な位置付けは記載が薄い。
高い摺動性や遮光性、黒塗りやクリア塗装の艶感など顧客要望に応じた品質管理を強みとし、外注ではできない意匠性と寸法精度の受注につながったと書かれている。
外注によるコスト対応力や品質管理の課題を認識し、潤滑塗装の内製化で塗装費用の大幅削減と受注拡大につなげた点が具体的に書かれている。
塗装費用の大幅削減とあるが、付加価値額や賃上げの目標値、数値は示されておらず目標の実現可能性は判断できない。
安定した技術確立に相応の時間を要したとあり、工場長の取組や社内の技術蓄積には触れているが、人材や事務体制の具体的記載は薄い。
摺動性向上、遮光性、黒塗り、艶感など用途別の価値と顧客要望への対応が示され、選ばれる理由も整理されている。
安定した技術確立まで時間を要したことや、ショットブラストとの組み合わせ提案が書かれているが、今後の遂行スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
フッ素系・モリブデン系塗料を用いた潤滑塗装で、外注中心の業界内で差別化する高付加価値の取組とうかがえるが、水準を数字で示す記述はない。
国内で主に実施される高い技術の潤滑塗装の内製化とあり、国内の技術維持はうかがえるが、波及効果や雇用創出の記載は乏しい。
塗装費用の大幅削減とあるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数字は示されていない。
ショットブラストと潤滑塗装を組み合わせた提案や量産化が書かれ、サプライチェーンへの貢献がわずかにうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
秋田県由利本荘市の地域企業として、外注を内製化し地域の製造業で受注を増やしたことが読み取れるが、地域特性への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
コロナ禍で厳しい情勢にあるが、補助事業を通じて当社の強みや顧客ニーズを再認識し、貴重なビジネスチャンスを得られたと感じている。
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。
効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分