回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社藤井製作所
成果曲げ寸法精度 0.1mm→0.01mm
| 事業者名 | 有限会社藤井製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 福島県西白河郡矢吹町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 22人 |
| 資本金 | 700万円 |
| 設立 | 1965年 |
リーマンショック前はプレス加工と精密板金加工の売上比率が半々だったが、ここ数年は板金部門が売上の8割を担っている。製品別にはプレス部品・産業用制御盤・通信機器・空調設備・その他の5つに分かれる。福島県では医療機器メーカーの産業集積が進み、県内の医療機器の生産額は今後さらに大きくなると予想されている。
抱えていた課題
やったこと
最新鋭のベンディングマシンとR曲げ専用金型を導入し、技術の確立と生産プロセスの改善を行った。R曲げ専用金型では一回のパンチでR形状に容易に成形でき、複数のR形状の成形も可能で汎用性が高い。金型の跡を残さないよう軽量プラスティック製の下型を組み合わせ、見映えの良いR形状の製品を加工することを目指して試作開発と評価確認を行った。曲げ工程は0.1mmの寸法精度を0.01mmに向上させた。作業時間は機械性能とステップベンドにより従来に比べ約20%短縮したが、目標の50%削減は未達成に終わった。生産体制を見直し、ムリ・ムダ・ムラを減らした。
| 加工機 | 最新鋭のベンディングマシン |
|---|---|
| 金型 | R曲げ専用金型 |
| 金型 | 軽量プラスティック製の下型 |
新しい製品・サービス:外観を重視する医療機器のカバー等
R曲げの寸法精度が0.1mmから0.01mmに向上し、安定的かつ高精度に寸法が出せるようになった。金型の跡が残らず、一回のパンチで複数のR形状を成形できるようになった。作業時間は従来に比べ約20%短縮したが、目標の50%削減には届かなかった。生産体制の見直しにより短納期で効率的に生産できる体制が整い、医療機器分野への新規参入の準備が整った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
板金・プレス加工の事業を長年続けてきた経緯は読み取れるが、医療機器分野進出が経営戦略上どう位置付けられるかの記述は薄い。
安定的な成長が見込める医療機器分野への進出と顧客分散の狙いは書かれているが、自社の強み・弱みとの関係は具体的に示されていない。
課題はR曲げの手作業依存や金型跡、精度0.1mmで、実施内容としてR曲げ専用金型と新型ベンディングマシン導入が具体的に書かれている。
精度0.1mmから0.01mmへの向上と加工時間の約20%短縮が数字で示されている一方、目標の50%削減は未達成と明記されている。
従業員22名や技術者による取組は触れられるが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述はわずかにうかがえる程度。
医療機器カバーなど外観重視製品への対応は述べられているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
生産体制の見直しや試作評価の実施は書かれているが、中長期スケジュールや課題解決の方法は詳しく示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
R曲げ専用金型で一回のパンチで複数のR形状を成形でき、製品に金型跡をつけない手法は同分野で高水準の加工技術として読み取れる。
医療機器産業の集積や介護分野の人材不足に触れており地域の成長への言及はあるが、波及効果の数値は示されていない。
短納期化や作業時間短縮は書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
介護ロボットや医療機器への展開が検討されていると書かれるが、デジタル技術の活用は読み取れない。
医療機器や介護分野という成長分野への進出が述べられており、構造転換への言及はうかがえるが具体性は薄い。
福島県の医療機器産業集積プロジェクトに触れており地域特性は読み取れるが、雇用や成長への効果は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
将来的には介護機器のオリジナル商品開発を見据えています。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%