医療・福祉施設の投資額削減と入浴介助作業の軽減を目的とした自立型リフターの開発
従来の壁面固定型リフターではなく、床面独立型の自立型リフターを開発した。
有限会社ナコソフーズ
| 事業者名 | 有限会社ナコソフーズ |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 福島県いわき市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1988年 |
当社は明治38年の創業以来100年以上にわたり納豆を製造している。近年は人口の高齢化が進み、介護の現場では人手不足が深刻化している。特別養護老人ホームやデイサービス施設では、食事に納豆を出す際の手間と後片付けの負担が課題になっていた。
抱えていた課題
やったこと
特別養護老人ホームやデイサービス施設に勤務する栄養士20名の要望を聞き、味付け(塩分濃度)や粘度(柔らかさ)、量などのレシピを作成した。レシピは国産大豆を使い、醤油をメインに塩を少々加えて味付けし、粘度は通常の半分で攪拌でき歯茎でつぶせる硬さ、量は20〜30g程度、食べやすく捨てやすい柔らかいチューブ状とした。試作には上皿型重量秤、デジタル防水台秤、挽き割納豆をスティックタイプ容器に入れる挽き割納豆袋詰め機、プレハブ冷凍庫一式を導入した。納豆専用の袋詰め機がなかったため、ドイツ製の手動式ソーセージスタッファー(ソーセージの肉を詰める機械)2台で代用した。プレハブ冷凍庫は要介護者の健康に配慮し、完成した製品を冷凍保存するために導入した。
| 検査測定 | 上皿型重量秤 |
|---|---|
| 検査測定 | デジタル防水台秤 |
| 加工機 | 挽き割納豆袋詰め機 |
| 加工機 | ドイツ製手動式ソーセージスタッファー(2台) |
| その他 | プレハブ冷凍庫一式 |
新しい製品・サービス:手を汚さず食べやすいスティックタイプ挽き割納豆(介護食用)
パック納豆と比べて味付けの手間がかからず、スティックタイプ容器に小分けされているため手を汚さず食べやすく、ゴミも少ない試作品を作ることができた。介護施設の職員7名による評価では、粘度は全員が適度と回答し、味付けの塩分濃度も6名が良いと回答した。使用を検討したい、試してみたいという良好な意見も得られた。一方で、挽き割納豆袋詰め機が手動式のため注入に時間と手間がかかり、商品単価を抑えるには量産化の改善が必要で、商品化にはもうしばらく時間がかかる見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
明治38年創業で100年以上納豆を製造し、量より質にこだわる方針が書かれているが、介護食をどう経営戦略に位置付けるかは明示されていない。
介護施設の栄養士20名の要望を集め、施設ごとに味付けを変えられる点を自社の強みとして挙げ、市場の要望と自社の経営資源を結び付けている。
手間やゴミ、人手不足といった課題は具体的に示されているが、商品化の見通しは時間がかかるとされ、実効性の高い計画までは読み取れない。
人件費削減に触れているものの、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は書かれておらず、わずかにうかがえる程度にとどまる。
従業員10名で機械を導入し試作を進めたことは書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は少ない。
介護施設の栄養士20名への聞き取りや職員7名の評価など数字つきで、味付け・粘度・量の要望と、ゴミが少ない利点が明確に示されている。
袋詰め機の手動による時間のかかる問題と、量産に向けた改善の必要性が示されるが、改善の具体的な方法や時期は明確ではない。
公開されている事例からは読み取れません。
介護食市場には複数の食品メーカーが参入しているとあり、一般的な認知は高いと読み取れるが、高付加価値化の水準は示されていない。
高齢化と介護現場の人手不足が深刻化している社会課題に応えるものとして位置付けられており、国が支える社会的な意義はうかがえる。
投資額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は示されておらず、人件費削減に触れる程度で費用対効果はわずかにうかがえる。
先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルの記述はなく、地元の福島県産大豆を使う地産地消の取組がうかがえる程度である。
介護食という成長が見込まれる分野への進出は読み取れるが、日本経済の構造転換に資するという記述は見当たらない。
福島県産大豆の利用や、いわき市の直売所での販売など地域の特性を活かす取組が書かれているが、雇用創出や地域成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
介護食市場には多くの食品メーカーが参入しているが、施設ごとの要望に合わせて味付けを変えられることを強みとして、単価を下げる努力を続け、利点をアピールして介護施設へ営業し販路を開拓する。新しい袋詰め機の導入も検討している。さらに、健常者向けの食材として当社の通常商品の販路拡大にもつなげたいと考えている。
従来の壁面固定型リフターではなく、床面独立型の自立型リフターを開発した。
猫専用のドライヤーとシャンプーマシンの開発を進め、猫の特性を把握するため猫学や動物行動学に基づいて猫の行動原理を調べ上げた。
建設現場で使われるバケットなどの作業装置をEVの技術で改良し、新たな機器の開発に着手した。