回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社 ブヒンコ
成果挟持ズレは数十μmが限度とされていたが、±2〜4μmに抑えられるようになった
| 事業者名 | 株式会社 ブヒンコ |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 ひたちなか市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 300万円 |
同社はプレス金型・プラスチック金型の精密金型部品加工を行う会社である。従来のバイスは本体部と可動コマの接触部分が凹凸の形に合わさるコの字レールのため、簡単に外れて浮き上がることがあった。挟持ズレは数十μmが限度とされていた。
抱えていた課題
やったこと
ワイヤー放電加工機を導入し、本体部と可動コマのズレを防ぐクサビ型レールを開発した。本体部と可動コマは一度セットすれば浮き上がらず、平行度・直角度が0~2μm以内に仕上がり、挟持ズレは±2~4μmに抑えられるようになった。素材はさびにくく磁気テーブルにつく磁性のある硬くて粘り気のある素材を採用し、加工は難しいが精度が出る素材として選んだ。切削作業にはワイヤー放電加工機を使用し、常に人がつかなくてよいNC機械を導入して作業効率を大きく改善した。
| 加工機 | ワイヤー放電加工機 |
|---|---|
| 加工機 | NC機械 |
新しい製品・サービス:超精密バイス(クサビ型レールを採用した精密特殊バイス)
クサビ型レールにより浮き上がりがなくなり、平行度・直角度が0~2μm以内に仕上がって加工物の高精度化が実現した。セッティングは経験によらず30秒以内に正確に行え、加工の高精度化と作業時間短縮が同時に達成された。NC機械導入で作業効率も飛躍的に向上した。
超精密バイスは販売を開始し高い評価を得ている。今後は依頼者ごとにサイズ・幅・長さを変えるオーダーメイドで製作し、4方向から挟む5軸バイスの開発を進め、タイの工場とフィリピンの営業所を生かして自社製品を世界に発信する考えである。
さびずに、持ちが良く、精度が出る
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル