新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
木内酒造 合資会社
成果当初年に8,000リットル程度の本生産に移行することを想定
| 事業者名 | 木内酒造 合資会社 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 那珂市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 60人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1823年 |
1823年創業の酒造会社で、清酒「菊盛」を主力とし、1996年から「常陸野ネストビール」の製造を始めて国内外で高い評価を得ている。ビールの生産は順調に伸びた。茨城県は関税緩和で安価なビール麦が輸入され、生産量がほぼゼロまで落ち込んだが、那珂市の耕作放棄地を活用して麦の栽培に乗り出した。ウイスキー人気は上昇を続けており、クラフトウイスキーの時代が来ると見込まれている。
抱えていた課題
やったこと
絶滅から復元したビール麦「金子ゴールデン」を用い、日本酒の製造に使う酵母と、ビール酵母による二段階の発酵を試みた。第一段階で吟醸酒用の酵母を使うことで、大吟醸の香りを想起させる日本独自の味わいが想定される。ピートを用いず、独自に開発した蒸留設備で蒸留し、複数の樽を使って熟成の環境と期間を管理しながら試作を重ねている。今回の補助事業により、100%国産材料のウイスキーが開発されれば、年8,000リットル程度の本生産に移行する計画である。必要な麦は20トンで、栽培には10ヘクタールの畑を使用する。
| 加工機 | 独自開発のウイスキー醸造設備 |
|---|---|
| 加工機 | オリジナル蒸留設備 |
新しい製品・サービス:茨城県産のビール麦と国産素材のみで造る100%国産原料の「常陸野ウイスキー」
100%国産の材料で造るウイスキーが開発されれば、年8,000リットル程度の本生産に移行する見込みである。必要な麦は20トンで、10ヘクタールの畑が必要となるため、耕作放棄地のさらなる活用も可能になる。日本独自の製品として海外展開も視野に入れており、「常陸野」は世界30カ国に販売店を有している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1823年創業の酒造りと1996年からのビール製造など過去の取組から、100%国産ウイスキー開発への一貫した流れが読み取れる。
ピートを使わず日本酒酵母とビール酵母の二段階発酵を行う独自性は読めるが、市場動向や競合に対する強み・弱みの分析は書かれていない。
連続蒸留とグレイン製法で熟成期間短縮を図る課題認識は読めるが、採算性への言及は一文に留まり、計画の具体性は薄い。
年8,000リットルの本生産移行、必要な麦20トン、畑10ヘクタールという数字が示されており、目標の具体性がある。
ビール製造などの経験者による試作体制は読めるが、人材配置や事務処理体制の具体的記述はない。
100%茨城産・日本独自の味わいという価値と、世界30カ国に販売店を持つブランド認知という根拠が示されている。
複数の樽で熟成環境と期間を管理しながら試作を重ねるとあるが、中長期のスケジュールや課題解決方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ピートを使わず日本酒酵母とビール酵母で発酵する独自の味わいと、日本独自のウイスキーという新市場の狙いが示されている。
耕作放棄地の活用で麦畑10ヘクタールを確保し、クラフトウイスキー時代の到来とともに地域農業の活性化に寄与する点が示されている。
補助金額や付加価値増加額の数字はなく、費用対効果はわずかにうかがえる程度である。
独自の蒸留設備開発や連続蒸留の工夫はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
ウイスキー人気の上昇とクラフトウイスキーの時代という市場成長への言及はあるが、日本経済の構造転換との関連は書かれていない。
茨城の気候と土壌、那珂市の耕作放棄地を活かし、地元ビール麦100%の製品で地域の農地活用と雇用に寄与する事業と読める。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
地元のビール麦100%のジャパニーズウイスキーの開発と商品化を目指し、「常陸野」の魅力を国内外へ発信していきたい。
やはり理想は最低でも10年、短くでも5〜6年は熟成させたい
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第2工場の空きスペースを活用するため、全自動洗濯脱水機と回転式乾燥機、熱源となるボイラーを導入し第2工場内に設置した。
効果:納品日数 100%→70%