新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社 中村商店
| 事業者名 | 株式会社 中村商店 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 かすみがうら市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 100万円 |
明治時代より約100年の間、霞ケ浦で水揚げしたワカサギやシラウオなどの水産物を佃煮や煮干しに加工し、卸販売まで一貫して行ってきた。シラウオはワカサギと並ぶ霞ケ浦を代表する水産物である。近年はシラウオの水揚げ量が増加しつつあるが、日持ちがしないため県内での認知度は低い状況にあった。
抱えていた課題
やったこと
真空凍結乾燥機を新規に導入し、一度に重さ約6キロのボイルしたシラウオをフリーズドライ加工できるようにした。ボイルしたシラウオを真空状態にして冷凍しながら水分を取り除く方式で加工する。試作では、お湯で戻した時の食感が処理時間やシラウオの大きさによってばらつくことが分かったため、茨城県工業技術センターに技術的な助言を仰ぎ、さらに試作開発を行うこととした。同社のお客様感謝イベントで和風味のスープを試食してもらい、アンケートをとった。
| 加工機 | 真空凍結乾燥機 |
|---|
新しい製品・サービス:フリーズドライ加工したシラウオを主原料とするカップスープ「霞ケ浦しらうおスープ」シリーズ
フリーズドライ加工によりシラウオを風味や色、栄養価を損なわず常温で長期保存できるようになり、水揚げ期間の短さによる原材料の供給不安が解消される見込みである。試食アンケートでは魚のくささがなく概ね好評で、価格も希望価格にほぼ近い回答が得られた。若年層にも食べやすいカップスープとして販路の拡大と地域の活性化が期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
約100年の水産加工卸業の歴史とシラウオの煮干し・佃煮の取組から、一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
若年層に受け入れられていないことや、霞ケ浦産の認知度が低い現状を課題として挙げ、販路拡大を目指すと書かれている。競争優位の記述は薄い。
若者の嗜好に合わない、日持ちがしない、水揚げ期間が9〜12月と短いという課題を挙げ、フリーズドライとカップスープで解決を図る流れが具体的。
販売価格150円〜160円の希望価格や展開計画はあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
従業員8名で卸販売まで一貫して行う体制、茨城県工業技術センターの助言を受ける計画が書かれている。人材や事務処理能力の詳細は薄い。
来場者アンケートで魚臭さのなさや味の好評を得て、高齢者や子育て世代の声も示されており、顧客ニーズの裏付けがある。
試作、工業技術センター助言、第1弾の和風味から中華・洋風味への展開など段階は示されるが、スケジュールの明示は薄い。
資本金100万円と従業員数8名のみで、財務状況や金融機関からの資金調達の記述はない。新規の真空凍結乾燥機導入は書かれている。
フリーズドライのシラウオスープは一般的に普及していない分野と読めるが、市場の普及度を示す記述は薄い。
霞ケ浦周辺の特産品の活用と地域活性化への期待はうかがえるが、雇用創出や波及効果の数値は書かれていない。
費用対効果を示す投入額や付加価値増加の数値は示されていない。保存期間延長による原材料の安定供給は述べられている。
公開されている事例からは読み取れません。
水産加工品の新商品化による販路拡大は述べられるが、市場成長分野への進出や日本経済の構造転換への言及はない。
霞ケ浦の特産品を活かし、販路拡大と地域活性化につなげる構想が明確に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
和風味のカップスープを第1弾として発売し、その後、中華味、洋風味とバリエーションを追加していく計画である。フリーズドライ加工したシラウオは、サイズに応じて小さいものはつまみ用スナック菓子、大きなものはインスタントスープやカップスープの具材として使用する予定である。
昔から霞ケ浦周辺で食べられていた特産品をフリーズドライ加工することで、販路の拡大そして地域の活性化につながれば
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg