ものづくり補助金平成26年度製造業栃木県

桧・杉の間伐材(無垢材)を活用した屋内用キッズ空間の創出

星野工業株式会社

この事例のポイント

  • 家庭用木製品の需要が低迷し、安価な輸入商材による市場価格の下落も重なっていた。
  • 幼稚園児以下の子どもを対象に、国産材(松・杉の間伐材)を用いて、すべり台付木製ジャングルジム・イス・テーブル・フロアをパッケージ化した、面積3m×3m以下または2m×5m以下で設…
  • 本事業の設備投資により、原木仕入れから出荷まで自社で行う強みがさらに磨かれ、企業競争力が高まった。

事業者のプロフィール

事業者名星野工業株式会社
所在地栃木県 鹿沼市
業種家具・装備品製造業
従業員数36人
資本金3,000万円
設立1958年

事業の背景

1945年に桶屋として創業し、国産材のまな板・しゃもじなどのキッチン用品や湯桶・風呂イスなどのバス用品を製造してきた。安価な輸入商材による市場価格の下落や木製品自体の需要低下を受け、家具、幼稚園等の遊具、下駄緒などを手がけるようになった。家庭用木製品の需要に限界が見える中、家具や遊具、学習机・イスは伸び率が好調で、特に幼稚園や保育園向けの幼児用机・イスの受注が増え堅調である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑家庭用木製品の需要が低迷し、安価な輸入商材による市場価格の下落も重なっていた。
  • 新製品・新技術幼稚園児向けの木製ジャングルジムは、ホゾ穴の組み合わせ部分に段差が生じやすく、幼い子どもにとって安全上のリスクがあった。

やったこと

幼稚園児以下の子どもを対象に、国産材(松・杉の間伐材)を用いて、すべり台付木製ジャングルジム・イス・テーブル・フロアをパッケージ化した、面積3m×3m以下または2m×5m以下で設置可能な屋内用キッズスペースを開発した。段差をなくすため、ホゾの形状を斜めに切り出しホゾ穴内で結合させて空洞をなくし強度を保つ「ホゾの斜め切り工法」の確立に挑戦した。杉など比較的柔らかい素材では困難だったが、レーザー加工機と3Dターニングマシンを導入し、斜めに切っても欠けや割れが生じない方法を確立した。その結果、強度に加えて安全性や使いやすさ、デザイン性にも配慮した木製ジャングルジムが完成した。

  • 加工機レーザー加工機3Dターニングマシン

新しい製品・サービス:すべり台付木製ジャングルジム・イス・テーブル・フロアをパッケージ化した屋内用キッズスペース

事業の効果

本事業の設備投資により、原木仕入れから出荷まで自社で行う強みがさらに磨かれ、企業競争力が高まった。環境配慮型商品として国産材(特に間伐材)を使った製品を消費者に勧められるようになった。今後は商業施設やホテル・レストラン、自動車ディーラーなど人が集まる場所をターゲットとする想定である。将来的には「ホゾの斜め切り工法」を既存製品のテーブル・イス・ベンチ・足付スノコ・大型遊具などへ応用し、新製品開発につなげたいと考えている。

今後の展望

国産材や間伐材の利用は今後ますます注目される分野であり、商業施設などでの販路開拓と既存製品への技術応用を進めていく方針。

事業者の声

木工のまち鹿沼で木製品の製造に携わり70余年の間、日本人の暮らしに身近な「木の文化」を陰で支えてきました。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。