回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ナノプレシジョン
成果加工精度 0.045ミリ→0.02ミリ
| 事業者名 | 株式会社ナノプレシジョン |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 群馬県藤岡市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 1,320万円 |
| 設立 | 1977年 |
株式会社ナノプレシジョンは群馬県藤岡市の電子部品メーカーで、自動車に用いられるセラミック製圧力センサの加工を手がけている。自動車の高機能化に伴い、ラグジュアリー車1台当たり120個、ミドル車1台当たり77個の車載センサの搭載が予想され、圧力センサの需要は将来的にも続くと見込まれる。大手セラミックメーカー1社では需要に充当できない数量となっている。
抱えていた課題
やったこと
上下面の加工比率を大きく変えられ、高加圧力で上下面を異なる条件で加工できる両面ラッピングマシーンを導入した。導入後、圧力センサと同等の硬度を持つセラミックを用い、上定盤・下定盤・インターナルギア・サンギアの各回転数と加工荷重を変えて加工実験を行った。実験は19通り94回の試作加工で、4モーター駆動による削り代の変化、ダイヤモンドペレットの摩耗による削り代の変化、加工荷重による材料への影響を調べた。加工データは産業技術センターと共同で解析し、ペレットの初期状態による加工精度のばらつきを把握した。上定盤の回転数や荷重を調整して最適な加工条件を割り出すノウハウを蓄積し、外的要因による精度のばらつきを抑えた。
| 加工機 | ダイヤモンド精密両面ラッピングマシーン |
|---|
両面同時加工により加工精度が向上し、加工時間が半分以下に短縮された。コストダウンも加工時間短縮により実現でき、顧客の信頼を得ることができた。今回の事業で実現できた加工単価は同業他社に勝り、受注が見込める。2019年9月期には本事業に関わる新規案件などを合わせて約5,000万円の売り上げを見込んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の研削機では両面同時加工ができず片面加工を3回繰り返していた点は読めるが、経営戦略上の位置付けや過去の取組との一貫性は書かれていない。
主要取引先の大手セラミックメーカーからの月産20万個の要望や、加工単価が同業他社に勝るとの記述があり、外部環境との関係はうかがえるが強みの根拠は具体性が薄い。
加工時間を約50分から20分へ、精度を0.045ミリから0.020ミリへ改善し、生産効率60%以上向上と数字で課題解決の効果が示されている。
生産効率60%以上向上や月産20万個の受注見込みはあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
産業技術センターと共同で加工データを解析したことはうかがえるが、社内の人材や事務処理体制についての記述はない。
自動車用圧力センサの需要(車1台あたり70〜120個)と大手セラミックメーカーや商社からの受注見込みが具体的に示されている。
2016年度中の事業化や19年9月期に約5,000万円の売上を見込むなど、時期と目標が示され、実施手順も段階的に記述されている。
公開されている事例からは読み取れません。
セラミック製圧力センサの高精度両面加工で加工単価が同業他社に勝るとあるが、分野の普及度や高付加価値化の度合いは数値で示されていない。
自動車のセンサ搭載数の増加や将来の電動化での必要性にふれているが、国が補助する理由としての波及効果や雇用創出は書かれていない。
加工時間を半分以下にし、コストダウンと月産20万個への対応を実現したと記され、投資に対する効果が具体的に読める。
両面同時加工装置の導入でサプライチェーンに貢献しうることはうかがえるが、デジタル技術やビジネスモデルの記述はない。
自動車の高機能化や電動化に対応する分野への進出とうかがえるが、日本経済の構造転換に資するとの記述はない。
群馬県藤岡市の事業所であることは示されるが、地域の特性を活かした経済成長や雇用創出についての記述はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
2016年度中に事業化し、対象製品、既存顧客新規案件、新規顧客案件を合わせ、2019年9月期には約5,000万円の売り上げを見込む。自動車用圧力センサに加え、その他のセンサやセラミック製品の高精度加工の依頼にも結びつけていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg