自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
東北マイクロテック株式会社
成果最低のステップカバレッジが30%得られた
| 事業者名 | 東北マイクロテック株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 仙台市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,精密加工,接合・実装,接合・実装 |
東北マイクロテック株式会社は東北大学発のスタートアップベンチャーで、東日本大震災で被害を受けた東北地域のものづくり産業の復興と新たな産業の創出を図る拠点「みやぎ復興パーク」を拠点に活動している。大手電機メーカーは自前の研究所を持たなくなり、大手メーカーが研究のために同社を利用するケースが増えている。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、0.2mm以上の厚いLSIウェハにTSVを形成する技術を開発した。無電解バリアメタル/シードメタル形成装置を導入し、0.2mm以上にウェハを厚く形成してTSV孔を明けた後、スパッタでバリアメタル/シードメタルCuを堆積し、次に無電解メッキでさらにバリアメタル/シードメタルを補強した。この結果、最低のステップカバレッジが30%得られ、その後の電解Cuメッキで十分に埋まる膜厚を確保することができた。
| 加工機 | 無電解バリアメタル/シードメタル形成装置 |
|---|
新しい製品・サービス:従来の4倍以上の厚いLSIウェハに形成できる貫通配線(TSV)技術
従来は0.05mm厚以下のLSIにしか貫通配線を形成できなかったが、0.2mm以上の厚いLSIウェハへのTSV形成が可能になった。無電解メッキでTSV孔内壁を被膜し、Cuの堆積を確保できるようになり、電解Cuメッキで十分に埋まる膜厚を得られた。三次元LSIの大手研究所からの引き合いが増え、積層型センサ市場の開拓につながる見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
大学の研究者の知識やノウハウを活かす方針は読み取れるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
従来0.05mm厚以下に限られていたTSVを0.2mm以上に拡大し、大手研究所からの引き合いが多いと書かれており、強みと外部環境の関係が読み取れる。
薄いウェハでの課題や無電解メッキでのボイド問題は書かれているが、高付加価値化や成長につながる事業計画の内容は薄い。
付加価値額や賃上げに関する目標値は記載がなく、わずかに市場浸透を目指すとうかがえる程度。
メーカーとのやりとりで機械を作り上げたと書かれているが、人材や事務処理体制についての記述は薄い。
従来より4倍以上厚いウェハに対応する価値と、積層型センサ市場の浸透を目的とする顧客ターゲットが示されている。
学会や展示会での発表と市場開拓の方針は示されているが、スケジュールや課題解決方法の詳細は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
TSVの側面形成が難しく、ほとんど世の中にない技術と述べられており、高水準の技術による新市場の開拓がうかがえる。
東日本大震災の被災地の復興と新産業創出の拠点で活動すると書かれ、地域への貢献がうかがえるが、経済波及の数値は示されていない。
補助金額や付加価値増加、生産性向上の数値は書かれておらず、費用対効果はわずかにうかがえる程度。
三次元LSIの積層型センサへの応用とアメリカのベンチャーからの提案への期待が示され、イノベーションへの寄与がうかがえる。
三次元LSIや積層型センサ市場への進出が示されているが、日本経済の構造転換との関連は明示されていない。
宮城県の復興パークを拠点とし、東北地域のものづくり産業の復興と新産業創出を図る取組として具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
学会や展示会で技術を発表し、積層型センサの市場を開拓していく。研究所だけでなく、海外のベンチャー企業などからの新しいアイディアにも期待している。
今回補助金で導入した機械が非常に大きくなるのでそれをどうコンパクトにするかやコストをどう抑えるかなど、メーカーとやりとりしながら作り上げました。恐らく世の中にほとんどない技術なので、これを持つことは非常に強みになっています。三次元のLSIは大手の研究所からの引き合いが多いですね
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件