ものづくり補助金平成26年度製造業埼玉県

市場競争力と高いデザイン性をもちあわせる唯一無二の照明の試作・開発

株式会社ワイ・エス・エム

この事例のポイント

  • アクリル板から一次加工で作るFFLPは単価が高く、販路を広げる上でネックになっていた。
  • 本文には補助事業の具体的な数値効果は書かれていない。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ワイ・エス・エム
所在地埼玉県 八潮市
業種金属製品製造業
技術分野デザイン
従業員数5人
資本金1,000万円
設立1992年

事業の背景

同社は曲げられるLED導光板「FFLP」の開発に取り組んできた。2017年にイタリアの展示会に出品し、海外の照明メーカーから商談を持ちかけられた。JR九州のクルーズトレインなど鉄道車両の車内照明に使われ、技術力とデザイン性は高く評価されている。自社ブランド「Y. S. M PRODUCTS」は3種類あり、2019年からパリのルイ・ヴィトンミュージアムで販売が始まった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算アクリル板から一次加工で作るFFLPは単価が高く、販路を広げる上でネックになっていた。
  • 人手・技能自社ブランドの仕事が忙しくなり、FFLP事業は事実上お休みの状態になっていた。
  • 販路・情報発信自社ブランドの販路は少しずつ開拓できてきたが、消費者向けや企業向けにFFLPを売り込む段階には至っていなかった。

やったこと

新しい製品・サービス:フレキシブル・フラット・ライト・パネル(FFLP)

事業の効果

本文には補助事業の具体的な数値効果は書かれていない。自社ブランドの販路が広がりつつあることや、FFLPを「うちにしかできない」商材として消費者向けや企業向けに売り込んでいく方針が述べられている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    1992年の設立以来、FFLPを素材として完成させる取組を続け、事業が止まった時期を経て自社ブランド化へつなげたことが書かれている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    JR九州の鉄道車両への採用や海外デザインアワード受賞で技術力とデザイン性の評価が示される一方、市場規模や競合の記述はない。

  • 課題の認識と解決3

    FFLPの単価の高さがネックになったという課題を認識し、消費者向けや企業への売り込みで販路を広げる方針が書かれている。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げに関する数値目標は書かれておらず、目標値は読み取れない。

  • 事業を進める体制2

    従業員数5人の体制と代表者の商品開発への関わりは書かれているが、補助事業を遂行する体制の詳細は読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    曲面加工できるFFLPの唯一無二性や高いデザイン性、自社商品の販路を消費者と企業に広げる方針が整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    2019年のパリでの販売開始や来年の展示会への2回目の出展などの予定はあるが、課題解決の工程は詳しく書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    「FFLPでしか作れない」唯一無二の商品で単価が高い点が示され、同分野で高付加価値化を図っていることが読み取れる。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    国が補助する経済波及効果や社会的インフラ、雇用創出への言及は読み取れません。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    曲げられるLED導光板という新しい技術の開発は書かれているが、デジタル技術やサプライチェーン全体の革新は読み取れない。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    インテリア分野や海外展示会での販路拡大が示され用途の広がりはうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。

  • 地域経済への波及2

    八潮市に本社がある点以外に、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は読み取れない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

来年、パリで開かれるインテリアの展示会「メゾン・エ・オブジェ」に2回目の出展をする予定。

事業者の声

『うちにしかできない』商材を広げ、企業にも売り込んでいきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。