ものづくり補助金平成26年度製造業埼玉県

ロボット部品の精密軽量化を実現するコールドボックス鋳造法の確立

株式会社田島軽金属

成果鋳型硬化時間 60分→20分

この事例のポイント

  • 従来のフラン自硬性法は鋳型を硬化させるのに15〜60分かかり、生産性を上げにくかった。
  • 鋳物砂に薬液を混ぜ、自動エアーブローでガスを流して硬化させるコールドボックス鋳造法を新たに取り入れ、導入したコールドボックス造型機で鋳型を製作した。
  • 鋳型硬化時間 60分→20分。コールドボックス鋳造法の導入で鋳型の硬化時間が大幅に短縮され、フラン自硬性法に比べておよそ3倍の生産性を実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社田島軽金属
所在地埼玉県 羽生市
業種非鉄金属製造業
技術分野製造環境,立体造形
資本金6,000万円
設立1982年

事業の背景

同社は砂型アルミ鋳造技術でアルミ鋳物を製造しており、大型アルミ鋳物では業界トップ水準の技術と設備を誇る。主要生産品はロボット部品で、その市場は拡大している。液晶から人工衛星まで先端産業向けの鋳物を手がけている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力従来のフラン自硬性法は鋳型を硬化させるのに15〜60分かかり、生産性を上げにくかった。
  • 人手・技能フラン自硬性法では人手で鋳物砂を木型に入れるため、作業の負担が大きかった。

やったこと

鋳物砂に薬液を混ぜ、自動エアーブローでガスを流して硬化させるコールドボックス鋳造法を新たに取り入れ、導入したコールドボックス造型機で鋳型を製作した。硬化時間はフラン自硬性法の15〜60分に対し3〜20分に短縮された。砂粒度が細かくなり品質も向上した。複雑形状に合わせたブロー用冶具の設計標準も確立し、他の機種や部品にも適用している。

加工機コールドボックス造型機

新しい製品・サービス:コールドボックス鋳造法

事業の効果

  • 鋳型硬化時間 60分→20分
  • 生産性 1倍→3倍

コールドボックス鋳造法の導入で鋳型の硬化時間が大幅に短縮され、フラン自硬性法に比べておよそ3倍の生産性を実現した。ロボット部品の精密軽量化につながり、アルミ鋳物の供給体制も拡充された。鋳造は自動化されて作業負担も軽減され、砂粒度が細かくなって品質も向上した。

今後の展望

新たな鋳造技術の確立により産業の未来を創造していく考えである。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。