切削加工機械導入による品質・生産効率の向上を通じた独自技術の発展
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
株式会社 DCウエムラ
成果余分に射出する個数 500個→50個
| 事業者名 | 株式会社 DCウエムラ |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 八尾市 |
| 業種 | 非鉄金属製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1983年 |
昭和58年創業のアルミダイカスト加工会社で、自動車、家電、エアーガンなどの精密部品を手がけている。平成3年からダイカスト加工を始めた。リーマンショックや東日本大震災で売り上げが落ち込んだ時期もあったが、高い機密性や美しい鋳肌の製品を求める取引先に応えて新規受注を得て乗り切った。現在は売り上げの60%を自動車分野が占め、電動化の流れで車体の軽量化が進み、取引先から複雑形状のダイカスト製品を求める声が高まっている。
抱えていた課題
やったこと
平成27年9月に、新射出機構のアルミダイカストマシンを導入した。十分な射出能力と減速機能を備えた機械で、減速機能を備えた油圧サーボバルブ式を採用し、ショット時の速度調節を可能にした。これにより射出速度が向上し性能も良くなり、湯じわの発生を考慮して1,000個の注文に対し500個余分に射出していたのを50個に抑えられた。ショット時のスピード調節でバリの発生を抑え、部品1つにつき4秒かかっていたバリ取り作業をなくした。溶湯が金型に強く衝突するのを抑えたことで、金型の修正が必要になるまでのショット数は10,000ショットから13,000ショットへ増えた。
| 加工機 | 新射出機構のアルミダイカストマシン(減速機能を備えた油圧サーボバルブ式) |
|---|
射出能力と減速機能を備えた機械の導入により、歩留まりと作業効率が向上し、これまでできなかった複雑形状の加工にも対応できるようになった。余分な射出が減って材料の無駄が抑えられ、バリ取り作業もなくなり、コストの低減につながった。金型の寿命が延びて修理にかける費用や期間が短縮されたほか、加工時の温度やショットなどのデータをデータベースに保存できるようになり、不良発生時の原因究明にも役立っている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成24年度以降に3回ものづくり補助金へ採択され、金型長寿命化や溶解炉増強など設備投資を継続してきた流れが事例に示されている。
売上の60%を占める自動車分野で電動化による軽量化と複雑形状需要があり、高い機密性と美しい鋳肌で受注を得てきたと書かれている。
射出能力不足や湯じわ発生を課題に挙げ、バリ取り1個4秒の廃止や1,000個注文に対する余分射出を50個に減らした数字で解決を示している。
記事は過去の成果数値を示すのみで、今後の付加価値額や賃上げの目標値は書かれていないため実現可能性は判断できない。
従業員8名で創業34年、3回の補助金採択実績があると書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述は薄い。
自動車や家電の量産部品を月20万個以上手がけ、取引先の複雑形状や高精度の要望に応える点が顧客ニーズとして整理されている。
平成29年10月の設備導入予定と、2017年採択の補修材研究を平成29年5月から奈良高専と共同で進める時期が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
高精度アルミダイカストで他社にできない加工を目指すと述べられているが、分野の普及度や高価格化の水準を示す記述は少ない。
社会に貢献する会社を目指すという一般的な言及はあるが、雇用創出や地域波及効果を示す具体的な記述は見当たらない。
金型修正が1万ショットから1.3万ショットに延び、修理費用と期間を短縮できたと数字で示されているが、投資額との比較はない。
加工時の温度やショット条件をデータベースに保存し、不良発生時の原因究明に活用している点が事例に書かれている。
自動車の電動化に伴う車体軽量化で複雑形状部品の需要が高まっており、その分野へ対応する投資と読み取れる。
大阪府の事業や奈良高専との共同研究が触れられるが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引する内容は明確ではない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成28年度の事業は現在進行中で、平成29年10月に設備導入を予定している。社長は導入によって他社のできない加工ができると意気込んでいる。加工事業では取引先からの受注を増やし、会社の成長を目指す。また、ダイカスト金型の補修材の研究開発を進めており、奈良高専との共同研究を経て、国内外のダイカスト加工会社に販売したいとしている。
導入によって他社のできない加工ができる
公式の事例集より(原文のまま)
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%