多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
有限会社日双工業
成果NCデータ作成工程の処理能力 1倍→1.3倍
| 事業者名 | 有限会社日双工業 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 宇治市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 1.1億円 |
| 設立 | 1953年 |
当社は金属の切削加工を得意とし、精密部品の設計・製作、3Dモデリング、試作部品加工などを手がける。取引先の多くは製造業の新製品開発部署や大学などの研究開発機関で、依頼は試作部品・単品部品が中心のため大口取引先は存在しない。一度の取引で満足した顧客からのリピートにより継続取引が実現している。
抱えていた課題
やったこと
CAD/CAMを1台導入し、新たに1名のPGを育成した。PGを3人から4人体制に強化し、NCデータ作成工程の処理能力を1.3倍にすることで、納期対応を可能にし、受注機会損失を防ぐこととした。従来の PGとOPの分業体制を解消し、1人の社員が1案件のデータ作成から加工・仕上げまでを担当する「1人一貫生産体制」に取り組んだ。多能工化に向けた社員の理解と協力を得て、全員でゴールを共有しながら粘り強く取り組んだ。
| ソフト | 三次元CAD/CAM |
|---|
全体の処理能力は目標の1.3倍を大きく上回り2倍近くまで上昇し、受注機会の損失は解消して顧客の期待納期に無理なく応えられるようになった。分業を解消したことで品質責任が明確になり、加工ミスが大幅に減少して出荷品質が向上した。社員の残業は減り、有給休暇も取りやすくなり、働き方改革が進んだ。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
社内の分業体制の弊害を解消し、短納期対応で差別化する方針が書かれているが、過去の取組との一貫性の記述は薄い。
顧客の期待納期が長くて2週間程度と示され、高度な技術力と短納期対応で評価されてきたという強みが具体的に書かれている。
NCデータ作成が時間ボトルネックと明示され、PG3人から4人体制、処理能力1.3倍という目標と数値的な解決策が示されている。
処理能力は目標1.3倍を上回り2倍近くまで上昇、残業時間は45%削減と、数値で目標達成実績が示されている。
PGを3人から4人に増員し新たに1名を育成、多能工化の取組を進めた体制が具体的に書かれている。
短納期・高品質が顧客に評価されリピート率が高いとあるが、ターゲットの明確化や選ばれる理由の整理は限定的。
CAD/CAM増設、1人一貫生産体制への移行、検査要員増強など遂行方法と課題解決の流れが示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
試作部品加工の分野だが、一般的な普及度や高付加価値化の水準についての記述はわずかにうかがえる程度。
新製品開発の下支えや地域の製造業への貢献はうかがえるが、国が補助する積極的理由や波及効果の記述は薄い。
処理能力2倍、残業45%減、有給消化率約2倍など補助金投入に対する効果が数値で示されている。
CAD/CAMや3Dスキャナーなどのデジタル技術は使われているが、サプライチェーンへの貢献や新ビジネスモデルは書かれていない。
5軸加工機の活用や高度化した顧客ニーズへの対応はうかがえるが、構造転換への言及は乏しい。
宇治市の所在地は示されているが、地域特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
顧客ニーズは今後さらに複雑・高度化し、短納期に向かうと見込む。稼働率の高い5軸加工機を中心にスケジュールを組んでおり、社員の継続的な能力向上と機械の増強が必要と考えている。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
旋盤とフライスの複合加工機(オークマ製)を導入した。
効果:加工時間(1個あたり) 7分→5.4分