部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
ナショナル製本協同組合
成果160ページの文庫本を1回18冊まで断裁できるようになった。
| 事業者名 | ナショナル製本協同組合 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 東京都板橋区 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 機械制御,測定計測 |
| 従業員数 | 59人 |
| 資本金 | 3,310万円 |
| 設立 | 1967年 |
当組合は小規模製本会社10社が集まり、書籍の製本作業を専門に行う団体として設立された。並製本5ラインと上製本1ラインの計6ライン体制で、大手・中堅の出版社や印刷業者60〜70社と取引があり、主要先は約15社である。業界全体の出荷額は平成25年が平成20年比30.5%減と減少が続き、組合の製本売上も平成25年は平成21年に比べ10%以上減っている。
抱えていた課題
やったこと
製本機械メーカー芳野㈱製の三方断裁機を導入し、A6判からB4判まで対応する並製本設備ラインの3号機グループに設置した。この機械は天・地・小口の三辺に刃があり、本を自動的に送り込んで断裁する。三方向の刃で断裁するため紙回しが不要で、正確かつ速く仕上げられる。旧式機に代えて導入し、ライン全体の生産性向上と付録付き本への対応を図った。
| 加工機 | 三方断裁機(芳野㈱製) |
|---|
厚み150mmまで対応する三方断裁機により、文庫本1回の断裁冊数が増え、従来機に比べ生産性が20%向上した。大型タッチパネルと調整箇所の自動停止により、セット替えや修理の時間が約9%短縮された。本の量に応じて速度を自動調整するため流れ作業が滑らかになり、動いてはすぐ止まる「チョコ停」が減った。女性の作業者も扱いやすくなり、1ライン6名のうち5名が女性となって、従来の8〜9名から6〜7名に人数を減らせた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
取引先や業界減少の背景は書かれるが、三方断裁機導入を経営戦略に位置付ける記述は薄く、過去の取組との一貫性は読み取りにくい。
業界出荷額が平成25年は平成20年比30.5%減とあり、少部数・短納期の要請に旧式機では応えられない強み弱みが具体的に書かれている。
付録付き製本の断裁不可という課題を明示し、三方断裁機で対応範囲を広げる解決策が書かれているが、事業計画の数値目標は見当たらない。
断裁作業で生産性20%向上、セット替え時間約9%改善が実績として書かれ、目標値の実現性は高い。ただし付加価値額の目標は読み取れない。
1ライン6名の人員体制や製本研究室での人材育成が書かれ、遂行体制の一端はうかがえるが、補助事業の事務処理体制は書かれていない。
少部数・短納期の顧客ニーズや付録付き製本への対応が書かれ、選ばれる理由の一部は読み取れるが、ターゲットの整理は薄い。
補助事業終了後の取組みとして効率化や人材育成が述べられるが、遂行スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
製本業は一般的な業種であり、三方断裁機の新市場性や高水準の高付加価値化を示す記述は読み取れない。
地域密着で労働集約的な製本業の労働力不足や業界の減少が書かれるが、波及効果や雇用創出の国の関与理由は明示されていない。
20%の生産性向上や人員が1ライン8〜9名から6〜7名になったことは書かれるが、補助金投入額に対する費用対効果は書かれていない。
デジタル技術の活用は書かれず、本の断裁機の導入が中心で、サプライチェーンのイノベーションへの貢献はうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
東京都板橋区の組合で地域の製本業として記載はあるが、地域特性を活かした付加価値や雇用創出の牽引は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
小ロット・短納期の受注は今後さらに増える見込みで、組合は効率化を進め利益を確保できる体制を整えていく。自動化だけでは差別化が難しいため、製本研究室で人にしかできない作業を担う人材を育て、機械と人の作業を組み合わせて同業他社との差別化を図る方針である。
正確で、より丈夫できれいな本
公式の事例集より(原文のまま)
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
急速冷凍庫(ラック式ショックフリーザー)を導入し、従来の冷凍庫では14〜16時間程度を要していた生まんじゅうの冷凍を4時間で行えるようにし…
効果:冷凍時間 14時間→4時間
省エネ型の新型リフロー炉エコリフロー(SNR-840GT Ver.4.0)を2台導入した。
効果:消費電力 20.4kW→13.1kW