ものづくり補助金平成26年度製造業神奈川県

大ロット多頁印刷物の特急注文に迅速対応する革新的サービス事業

株式会社大和

この事例のポイント

  • 刷版の出力に半版あたり10分、合計約40分かかっており、この工程がボトルネックとなっていた。
  • ものづくり補助金を活用し、最新の刷版出力機(CTP=Computer To Plate)を導入した。
  • 刷版出力機の導入により、刷版の出力時間が旧機に比べて最大50%削減され、作業効率が大幅に改善された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社大和
所在地神奈川県 川崎市
業種印刷・同関連業

事業の背景

当社はお客様第一を心掛け、大規模印刷会社では対応しないようなご要望にも応える営業活動にこだわってきた。その結果、川崎市内外の様々なお客様から注文を受けており、なかでも定期的に発行される機関紙などの印刷注文が多い。特急印刷の注文にも迅速に応えることが求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程刷版の出力に半版あたり10分、合計約40分かかっており、この工程がボトルネックとなっていた。
  • 生産能力後工程の印刷作業に待機時間が生じ、急な大量の注文に対応できず失注することがあった。

やったこと

ものづくり補助金を活用し、最新の刷版出力機(CTP=Computer To Plate)を導入した。以前のオフセット印刷用刷版出力機(サーマルプレートレコーダー)では、フルカラーに必要な4版を出力するのに時間がかかっていた。新型機の導入により刷版製作時間の大幅な短縮に取り組んだ。その結果、旧機に比べて刷版出力に要する時間を最大で50%削減することに成功した。

その他最新の刷版出力機(CTP)

事業の効果

刷版出力機の導入により、刷版の出力時間が旧機に比べて最大50%削減され、作業効率が大幅に改善された。刷版工程の短縮によって、後工程である印刷部門にも好影響が及んだ。これにより、特急印刷の注文や急な大量注文にも対応しやすくなり、失注の減少が期待される。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    過去の取組との一貫性は読み取れず、お客様第一の営業姿勢は書かれているが経営戦略上の位置付けは不明。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    顧客要望への対応や定期的な機関紙などの注文が川崎市内外から来ていると書かれ、強みの一端は読み取れる。

  • 課題の認識と解決4

    ボトルネックとなった刷版出力工程の課題が明示され、CTP導入で出力時間を最大50%削減したと具体的に書かれている。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    出力時間を最大50%削減と数値で示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    急な大量注文への迅速対応という価値は読み取れるが、ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。

  • 事業化までの道筋2

    導入機器による工程改善は書かれているが、中長期の検証やスケジュールは読み取れない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    刷版出力の高速化は書かれているが、印刷分野での普及度や高付加価値化の水準は読み取れない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    川崎市内の注文対応など地域との関わりはうかがえるが、経済波及や雇用創出の記述は見当たらない。

  • 費用対効果4

    出力時間を最大50%削減、約40分の工程が短縮されたと具体的な効果が示されており費用対効果がうかがえる。

  • イノベーションへの貢献2

    CTP導入によるデジタル化は読み取れるが、サプライチェーンへの貢献や新ビジネスモデルは書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    川崎市内の顧客からの受注が書かれ地域との結びつきは読み取れるが、地域の経済成長への寄与は具体的でない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。