新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社デジタルプレイス
| 事業者名 | 株式会社デジタルプレイス |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 石巻市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,情報処理 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1981年 |
当社は創業以来、建設図面のコピーや製本を業務の中心としてきた。青焼き図面(ジアゾコピー)は80年の歴史を持つが、平成27年度に機械保守や材料の販売が終了した。近年は顧客が自社で出力するケースも増えていた。
抱えていた課題
やったこと
手軽に注文できるプログラムの開発と、大型図面出力機や小型高画質出力機、無線綴じ製本機などの設備導入を行い、試作品の製作に取り組んだ。CADデータのWeb受注システムは外部に開発を依頼し、市場で多く使われているAutoCADに対応させた。PDF変換のほか、データ出力サイズ、枚数、モノクロ・カラー、製本加工の種類を選べるプログラムを導入した。図面製本では二つ折り製本、ビス止め製本などに対応し、ボール製本、ファイル製本に対応できる試作品を製作した。「どこでもMy Book」を例とする画像製本では、ソフト製本、ハードカバー製本、上質製本、3面アルバム、特殊アルバムを製作した。ユーザーがスマートフォンやパソコンから注文でき、出力内容や用紙指定も細かく選択できるようにした。
| その他 | 大型図面出力機 |
|---|---|
| その他 | 小型高画質出力機 |
| 加工機 | 無線綴じ製本機 |
| ソフト | CADデータWeb受注システム |
新しい製品・サービス:「どこでもMy Book」(商品名「ハートブック」)。スマートフォンやデジタルカメラの画像データを、1冊から注文できるアルバムとして製作する商品。
工業用図面のデータ出力がWeb上で24時間受注可能となり、データを受け取る移動時間やコストが削減された。効率的な生産体制が整い、1人当たりの生産加工高が向上した。顧客からはスピーディーな対応に満足の声が寄せられた。「どこでもMy Book」は宮城県内外のプロスポーツ団体を中心に高く評価され、実績を伸ばしている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
青焼き図面からCADデータ出力へ移行し、長年の製本技術を生かす商品とした経緯が書かれている。過去の取組との一貫性はうかがえる。
顧客の自社出力増加という市場変化を踏まえ、長年培った印刷・情報処理技術を生かす点は書かれているが、競争優位の定量的根拠は薄い。
図面出力のWeb受注で移動時間やコストを削減し、生産性向上の成果が述べられている。ただし数値は示されていない。
1人当たりの生産加工高が向上したと書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値や数字は示されていない。
Web受注システムは外部に開発を依頼したとあるが、社内の人材や事務処理体制についての記述は乏しい。
1冊からの小ロット対応、高画質・多種類のアルバム製作、24時間受注など、ターゲットと選ばれる理由が具体的に書かれている。
試作、販路拡大、Webシステム一部改善など今後の進め方は書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
小ロットのデジタル印刷・製本市場に特化し、高画質多種類のアルバムを提供する点は読み取れるが、高価格化の数値は示されていない。
宮城県内外のプロスポーツ団体からの評価や県外への販路拡大は書かれているが、雇用創出や波及効果の記述は乏しい。
生産加工高の向上や移動コスト削減が述べられているが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
Web環境での24時間受注やデータ加工・通信技術の活用など、デジタル技術の活用は具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
宮城県石巻市を拠点に県内外へ販路拡大する点はうかがえるが、地域の特性を生かした付加価値や雇用への影響は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
工業用図面出力・製本加工では、Web環境の利便性や情報セキュリティーを詳しく説明し、県内外への販路拡大を進める。データ出力と保存・活用を並行して利用できる技術やサービスの向上を目指す。「どこでもMy Book」では誰でも簡単に注文できるよう、Webシステムの一部改善を進めている。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
高精度の3Dスキャナーとプリンターを導入し、部品の立体形状から精度の高い形状予測を行い図面制作の前工程時間を大幅に短縮できるようにした。
効果:売上 100指数(平成25年=100)→120指数(平成25年=100)