装飾用アルミ製品への多様なニーズに対応する表面処理加工技術の高度化
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
株式会社丸菱電子
| 事業者名 | 株式会社丸菱電子 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 刈羽村 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 表面処理 |
| 設立 | 1974年 |
丸菱電子は1974年に金属熱処理業者として創業し、工作機械部品や建設機械部品、自動車部品、農業機械部品などの金属加工を手がけてきた。これまでサブゼロ処理を請け負ってきたが、宇宙分野の部品では強い金属が求められ、超サブゼロ処理が必要とされていた。
抱えていた課題
やったこと
液体窒素を使って-150℃まで冷却でき、長尺3mの処理ができる装置を導入した。通常の内槽より厚みを持たせて-150℃での気密性を維持し、小物の処理では3mの冷却槽全体を使うとコストがかさむため槽を4分割できる仕様とした。機械メーカーと約半年間改良を繰り返して装置を完成させた。長尺1mの鋼のレールで試験を行い、超サブゼロ処理をしたものとしないものを1ヶ月後に比べたところ歪みが66.6%改善し、硬度も向上した。
| その他 | 超サブゼロ処理装置(液体窒素使用、-150℃まで冷却、長尺3m対応、4分割槽) |
|---|
新しい製品・サービス:長尺3m・-150℃対応の超サブゼロ処理
長尺3mの超サブゼロ処理が可能になり、超サブゼロ処理の受注を得る機会が広がった。試験では歪みが66.6%改善し、硬度も向上して満足のいく結果となった。鉄鋼関係企業2社と契約を獲得し、ほかの5社ともやりとりを続けている。独立行政法人中小企業基盤整備機構のWebサイトにも掲載された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1974年創業の金属熱処理業者で、既存のサブゼロ処理を請け負ってきた実績があり、宇宙分野参入という方向性は読み取れる。
-150℃まで冷却できる工場は日本でほとんどなく同業他社との差別化につながると明記。宇宙分野の引き合いも具体的に書かれている。
既存設備では長尺・超サブゼロ処理が対応困難という課題を認識し、長尺3mの装置を導入して解決した経緯が書かれている。
1mの鋼レールで1ヶ月後の歪みが66.6%改善、硬度も向上したと数値で示され、成果の裏付けはある。付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
取締役副社長のコメントはあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述は読み取れない。
長尺・高精度の超サブゼロ処理が顧客ニーズの引き合いにあり、差別化の理由や展示会での販路開拓先も書かれている。
約半年間機械メーカーと改良を繰り返し完成させた経緯や、槽を4分割する工夫が書かれているが、今後の中長期計画は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
日本で-150℃まで冷却できる工場はほとんどないと書かれ、同分野で高水準の差別化を図る内容が読み取れる。
宇宙分野の部品に必要な超サブゼロ処理を国内で可能にし、鉄鋼関係企業2社との契約など新たな需要創出が示されている。
補助金額や付加価値額の増加、生産性向上の数値は書かれておらず、費用対効果はわずかにうかがえる程度。
液体窒素を使う超サブゼロ処理の工夫は書かれているが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は読み取れない。
宇宙分野への参入という成長分野への進出は読み取れるが、日本経済の構造転換への言及は薄い。
新潟県刈羽村の工場という立地は書かれているが、地域の特性を活かした雇用や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
宇宙関連部品で必要となる超サブゼロ処理技術を取り入れたことで、他企業からの声かけにつながればと考えている。
長尺の超サブゼロ処理ができるようになったことで、提案の幅が広がりました。展示会などで長尺の処理で困っているお客さんに声かけをしていきたいです。
公式の事例集より(原文のまま)
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
日本国内での販売普及を目指す低コスト超小型電気自動車の試作開発に取り組んだ。
効果:ホイールベース100mmの延長に対し、最小旋回半径は0.45m短縮
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。