おかずみその殺菌方法の変更による安全性、作業環境改善、コストダウンの実現
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
フジイコーポレーション株式会社
| 事業者名 | フジイコーポレーション株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 燕市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 145人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1950年 |
同社は1950年creation設立の金属プレス加工・板金加工の会社で、除雪機、乗用草刈機、高所作業機を製造・販売している。現在の板金部品は、すでに十分に安全を考慮して作られている。さらなる安全性の向上と、航空・宇宙分野への事業展開を目指していた。
抱えていた課題
やったこと
角度センサーを搭載したベンディングマシンを導入した。導入機の機能を使い、角度センサーで測定可能な金型サイズを調査した。試作品の加工寸法を調査し、試作用金型を製作して試作を行った。新加工技術による生産上のメリットを検証し、曲げ角度センサーのインライン化を実現して、センシングベンド法(図1)を確立した。
| 加工機 | 角度センサー搭載ベンディングマシン |
|---|---|
| 金型 | 試作用金型 |
新しい製品・サービス:センシングベンド法による新加工技術を採用した移動手段用の乗り物部品および大型除雪機の部品
新加工技術により材料の板厚バラツキによる角度修正作業をなくし、安定した曲げ角度の品質を得られるようになった。手作業による修正がなくなったことで材料への塑性疲労も生じなくなり、より高い安全性と耐久性の試作品を作ることができた。検査工程のインライン化により、検査時間と手修正時間で約50%の工数が削減され、生産性は295%向上した。コストは低減するが、その分は売価に反映せず社内の付加価値増加に充てる計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
除雪機・草刈機など既存の板金・プレス事業の延長上で、新加工技術を航空・宇宙分野へ展開すると記載があるが、経営戦略上の位置づけの詳細は薄い。
航空機分野は高精度・軽薄材料が必要で新加工技術が参入を容易にし比較優位を確保すると述べるが、市場規模や競合比較の数字はない。
板厚バラツキによる角度修正作業を削減し、検査のインライン化で手修正時間約50%削減、生産性295%向上と課題解決の効果を数字で示している。
生産性が295%向上、工数約50%削減という目標値に近い実績が示されており、付加価値の向上も見込まれる。賃上げ目標は読み取れない。
導入機の機能を使い調査・試作・検証を行ったとあるが、人材や事務体制など遂行体制についての記載はわずかである。
従来価格で安全性が高い部品を顧客に訴求するとあり、ターゲットや選ばれる理由の方向性は読めるが、ニーズの裏付けは薄い。
今後の活動として航空分野への展開や大型除雪機への適用は触れられているが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
高精度の曲げ加工で均一な部品を製造でき、他産業より高い精度を要する航空機分野で比較優位を確保すると、高水準の高付加価値化が示されている。
航空宇宙分野の拡大による雇用拡大の見込みに触れているが、波及効果や社会インフラとしての国の関与理由は具体的でない。
生産性295%向上、工数約50%削減、コストは低減しつつ安全性が向上すると記載され、費用対効果を数字で示している。
新加工技術によるセンシングベンド法やインライン検査はデジタル的な工夫だが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
拡大する航空宇宙分野への参入を目指す記載があり、成長分野への進出は読み取れるが、構造転換への言及は薄い。
燕市の地域特性への言及は読み取れず、雇用拡大の見込みは書かれているが地域経済への牽引効果は具体的でない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新加工技術を航空機分野などの高精度加工に展開し、競合に対する比較優位を確保する。軽くて薄い材料を使う航空機分野で有効とされ、拡大する航空宇宙分野への参入により雇用の拡大も見込む。高収益企業を目指す。
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。
効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分