回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社山上スクリーン印刷
成果数十本程度から100本以上へ、容量3倍となり生産性が大幅に向上
| 事業者名 | 株式会社山上スクリーン印刷 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 三条市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 設立 | 1984年 |
株式会社山上スクリーン印刷は1984年創業で、燕三条の工業製品へのスクリーン印刷を請け負ってきた。2代目社長に代わってからデザイン性の高いプリントや単価向上を目指し、県外への営業やホームページによるネット販売にも力を入れるようになった。当時、同業でネット販売に力を入れる会社は少なかった。グラスに自社ロゴを印刷してホームページに掲載したところ、飲食店や飲料メーカーから問合せが殺到した。同業の多くが多品種小ロットに対応しておらず、ホームページを活用する会社も少なかったことが背景にあった。
抱えていた課題
やったこと
プリントしたグラスを焼成する大型の電気炉を導入した。新しい電気炉は100本以上焼成でき、以前の数十本程度の小規模生産から容量が3倍になった。ガラスやプラスチック、金属など様々な素材にフルカラー印刷ができる特殊なプリンターを導入した。木材やアクリルに彫刻やカットができるレーザー加工機も導入した。
| その他 | 大型の電気炉 |
|---|---|
| 加工機 | フルカラー印刷が可能な特殊プリンター |
| 加工機 | レーザー加工機 |
電気炉の更新により、一度に100本以上を焼成できるようになり、生産性が大幅に向上した。彫刻やカットも可能になったことで、印刷以外の顧客ニーズにも応えられるようになった。ガラスやプラスチック、金属など様々な素材への印刷が可能になり、注文の幅が広がった。短納期で小ロットかつ色数の多いデザインにも対応できるようになり、新潟のイラストレーターやデザイナーとのコラボにつながる可能性も生まれた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1984年創業でスクリーン印刷を続け、HP作成やネット販売強化を経て今回のグラス印刷に至る流れが読み取れる。
同業の多くが多品種小ロットを行わず、HPを活用する会社が少ない点を強みとして挙げ、問合せ殺到につながったと書かれている。
設備不足で受注を断るケースがあった課題を認識し、電気炉の3倍容量化で100本以上焼成できるようになったと書かれている。
電気炉の容量が数十本から100本以上へ3倍になったとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
社長交代や2代目による体制の記述はあるが、補助事業の遂行体制や人材の具体は書かれていない。
多品種小ロットと短納期、色数の多いデザインへの対応、HP経由の県内外からの問合せなど、選ばれる理由が書かれている。
A3以下の小さな製品への注力や展示会参加、ノベルティ業者との接点拡大など今後の方針が書かれているが、スケジュールは不明確。
公開されている事例からは読み取れません。
金属への印刷は同業が多いが他素材は少ないと書かれ、ステンレスミラー裏面へのフルカラー印刷も好評を得ている。
燕三条の工業製品プリントを担ってきたとあるが、地域経済波及や雇用創出についての記述は薄い。
電気炉の容量が3倍になり生産性が大幅に向上したと書かれているが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
イラストレーターやデザイナーとのコラボによる商品化を視野に入れると書かれ、デジタル活用は一定程度うかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
新潟・燕三条の地域の工業と結びつけた事業だが、地域の雇用や経済成長への貢献は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
消しゴムや木材、瓶への印刷など扱える素材をさらに広げ、A3以下の小さな製品に注力して効率を上げていきたいと考えている。今後は印刷の請負だけでなく自社製品の開発にも力を入れ、イラストレーターやデザイナーとのコラボによる商品化も視野に入れている。将来は展示会にも積極的に参加し、ノベルティ業者との接点を増やしたいとしている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。