回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社 諏訪田製作所
成果組合せ前の加工の工程数 5工程→1工程
| 事業者名 | 株式会社 諏訪田製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 三条市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 48人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1974年 |
当社はニッパー式つめ切りで国内高級つめ切り市場におけるシェアの獲得に成功しており、今後は世界ブランドとして海外展開を考えている。しかし、職人技術を用いた手作りのため製品の完成までに時間がかかりすぎている。精密加工と多工程統一化により生産数を大幅に拡大し、世界に向けて高付加価値の製品を多くのユーザーに提供する必要があった。
抱えていた課題
やったこと
つめ切りの組合せ前の加工は、合わせ面切削加工、リベット穴あけ、リベット用穴加工、合わせ面座金形状加工、バネ取り付け穴あけの5工程をすべて別工程で行っていた。これら5工程を1つにまとめられるDMG森精機の立型マシニングセンタNVX5100/40を導入し、精度不良の修正加工時間の短縮の面から生産性向上を追求した。これにより余剰人員を新製品の開発と職人技の継承に充てることをねらった。
| 加工機 | DMG森精機 立型マシニングセンタNVX5100/40 |
|---|
組合せ前の加工の5工程を1工程にまとめ、工程数を80%削減した。1時間当たりの生産性は2.2倍になり、加工時間は54%短縮した。必要要員は54%減り、製造コストは加工1本当たり15.6%下がった。加工精度も大きく改善し、不良率は85%減った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
国内高級つめ切り市場でシェアを得た実績と海外展開方針が書かれ、一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示が少ない。
国内シェア獲得と海外ユーザーの声に応えられない状況、他社に遅れた新製品リリースが具体的に書かれ、強みと弱みが整理されている。
加工工程5つを1つに統合し、工程短縮80%、生産性2.2倍、加工時間54.05%短縮など数値で課題と効果が示されている。
加工時間や製造コストの削減率が数値で示されるが、賃上げや付加価値額の目標値は書かれていない。
人手不足の状況は書かれるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述は読み取れない。
高級つめ切りの海外ユーザーのニーズや世界ブランド化の方針は書かれるが、顧客ターゲットの詳細な裏付けは薄い。
導入と効果は記載があるが、中長期の課題検証や遂行スケジュールについては具体的な記述がうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
手作りの職人技を機械化しつつ高付加価値の高級つめ切りで、同分野の高水準の高価格化を図る方向性が読み取れる。
海外展開による販路拡大は書かれるが、川上川下への波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は読み取れない。
設備投資により製造コストが1本あたり15.6%削減、不良率85%削減など、費用対効果を示す数値が書かれている。
最新マシンと伝統技術の融合は書かれるが、デジタル技術や新ビジネスモデルによるサプライチェーン貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
新潟県三条市の地域企業であることは示されるが、地域の特性を活かした経済成長への牽引は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
国内の販売で手一杯の状態を早く解決し、日本市場が飽和する前に世界へ展開できる準備を整え、海外の顧客にも認められる存在感を示していきたいとしている。最新マシンと伝統技術の融合が高級つめ切り市場の地位確立に欠かせないと考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった