ものづくり補助金平成26年度学術研究、専門・技術サービス業石川県

更なる高精度化と多様な解析技術の確立によるビジネス拡大

株式会社アルパイン設計事務所

成果吐出流速 1.65m/s→1.62m/s

この事例のポイント

  • クリーンルーム内の除染流体の解析で非常に近似した結果が得られたものの、曲面の多い機械装置では解析精度に課題があった。
  • 平成25年度補正ものづくり・商業・サービス革新事業で、クリーンルーム内の除染流体の流れと微粒子挙動の解析精度向上に取り組んだ。
  • 吐出流速 1.65m/s→1.62m/s。小型冷却ノズルの水挙動実験では、単純形状と曲面を含む複雑形状のノズルで、吐出液体の流速と形状を実験と解析で比較し、曲面…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アルパイン設計事務所
所在地石川県 金沢市
業種技術サービス業
従業員数65人
資本金3,700万円
設立1986年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度クリーンルーム内の除染流体の解析で非常に近似した結果が得られたものの、曲面の多い機械装置では解析精度に課題があった。

やったこと

平成25年度補正ものづくり・商業・サービス革新事業で、クリーンルーム内の除染流体の流れと微粒子挙動の解析精度向上に取り組んだ。本事業では曲面近似が可能で、複雑な事象が影響し合う連成解析もできる解析ソフト「ANSYS Fluent」を導入した。目標は「曲面解析の精度向上」と「連成解析技術の習得」の2つで、小型冷却ノズルと乾燥滅菌庫を例に、実験と解析結果を比較しながら解析ノウハウを習得した。

ソフトANSYS Fluent

事業の効果

  • 吐出流速 1.65m/s→1.62m/s

小型冷却ノズルの水挙動実験では、単純形状と曲面を含む複雑形状のノズルで、吐出液体の流速と形状を実験と解析で比較し、曲面でも高精度な解析が可能なことを確認した。乾燥滅菌庫の熱応力による歪実験では、熱流体と構造の連成解析により実験に近い結果が得られることを確認した。その結果、より高精度な解析手法と連成解析技術を確立し、開発・設計段階での技術サポート力を向上できた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    平成25年度補正事業の解析精度向上を継続し、解析ソフト導入へ発展させた経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    曲面解析の課題は示されるが、市場動向や競争優位に関する記述は見当たらず、わずかにうかがえる程度。

  • 課題の認識と解決3

    曲面の多い機械装置での解析精度の課題を認識し連成解析で解決を図る流れは読めるが、高付加価値化や成長への数値目標は書かれていない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値創出や賃上げの目標値は示されておらず、実現可能性の判断材料はほぼない。

  • 事業を進める体制2

    実施内容は技術目標が中心で、人材や事務処理体制に関する記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    顧客ターゲットや選ばれる理由は書かれず、開発・設計段階での技術サポート力向上という記述にとどまる。

  • 事業化までの道筋3

    曲面解析と連成解析の2目標と実験での検証手順は示されるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    流体・構造連成解析の技術確立をうたうが、分野の普及度や高価格化の水準を比較する記述はない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    ものづくりの上流工程の技術サポート力向上は述べられるが、波及効果や雇用創出への言及は見当たらない。

  • 費用対効果3

    実験と解析の近似精度(流速誤差0.03m/sなど)は示されるが、補助金額に対する付加価値増加の記述はない。

  • イノベーションへの貢献3

    解析技術の高度化は示されるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献までは書かれていない。

政策面20%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。