ものづくり補助金平成26年度サービス業(他に分類されないもの)石川県

大型車輛整備プロセス革新による顧客満足度及び従業員満足度向上

株式会社丹羽自動車工業

成果作業人数(1組あたり) 2人→1人

この事例のポイント

  • 大型車輛整備は3K業務と言われ、整備士の身体的負担が大きく作業環境の改善が必要だった。
  • 大型車輛全体をリフトアップできる高性能リフト1台と、大型車輛フロント部をリフトアップできる高性能リフト1台を導入した。
  • 作業人数(1組あたり) 2人→1人。リフト導入により、2人1組で行っていた作業を1人で行えるようになり、生産性は大幅に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社丹羽自動車工業
所在地石川県 白山市
業種自動車整備業
従業員数17人
資本金1,000万円
設立1975年

事業の背景

当社は大型自動車の点検・整備・修理を確実に行う技術力の高さが競争力の源泉である。一方で、大型車輛整備はいわゆる3K業務であり、作業環境の改善が課題となっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能大型車輛整備は3K業務と言われ、整備士の身体的負担が大きく作業環境の改善が必要だった。
  • 人手・技能ベテラン整備士の能力を長く有効活用できる体制を整える必要があった。

やったこと

大型車輛全体をリフトアップできる高性能リフト1台と、大型車輛フロント部をリフトアップできる高性能リフト1台を導入した。導入したリフトを使い、大型車輌担当者による大型車輌の点検・整備を試行した。大型車輌点検・整備の教育・訓練プログラムを策定して従業員に周知し、小型車輌担当者に教育・訓練を実施した。「シャーシ編」「エンジン編」「メカニズム解説」で構成される大型車輌整備マニュアルを作成して配付し、ベテラン整備士の点検・整備・修理の作業を動画で撮影して作業工程を見える化した。大型車輌担当者に導入前後の作業環境等についてアンケート調査を行い、効果を把握した。

その他大型車輌用リフト(大型車輌全体をリフトアップできる高性能リフト)
その他高性能リフト(大型車輌フロント部用)

事業の効果

  • 作業人数(1組あたり) 2人→1人

リフト導入により、2人1組で行っていた作業を1人で行えるようになり、生産性は大幅に向上した。2台のリフトを柔軟に使うことで飛び込みのオーダーにも対応でき、顧客満足度が向上した。作業環境が改善され、より安全・確実な作業が浸透した。教育訓練プログラムやマニュアル、動画による作業工程の見える化により、大型車輛担当者の育成プロセスも効率化された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    大型車輛整備が技術力の高さによる競争力の源泉と記載され、過去の取組との一貫性はわずかにうかがえる。経営戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    大型車輛整備を技術力の強みとして挙げるが、市場や顧客動向など外部環境の分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    3K業務による大型車輛整備の身体的負担とベテラン整備士の活用という課題は読み取れるが、高付加価値化・成長への結びつきは具体性が薄い。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    全整備士で満足度向上という目標達成が書かれるが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    教育・訓練プログラム策定やマニュアル作成、小型車輌担当者への教育実施が書かれ、体制整備の取組は読み取れる。人員数などの具体性は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    大型車輛整備の顧客満足度向上は書かれるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは明示されていない。

  • 事業化までの道筋3

    リフト導入、試行、教育、アンケートによる効果把握という手順は読み取れるが、中長期の検証やスケジュールは示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    大型車輛の整備を高い技術力で行う点はうかがえるが、分野の普及度や高価格化に関する記載はない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果3

    2人1組から1人での作業に変わり生産性が大幅向上したと書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数値はない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    石川県白山市の事業者であることは記載されるが、地域特性を活かした付加価値創出や雇用への言及はない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。