多店舗展開を見据えた「自動精米店舗」の開発・モデル店舗づくり
大徳寺前に無人の自動精米店舗(大徳寺店)を開店し、精米機、包装機、タッチパネル式の操作機、精算機などからなる自動精米装置を導入した。
株式会社金澤茶舗
| 事業者名 | 株式会社金澤茶舗 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 金沢市 |
| 業種 | 飲食料品小売業 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 200万円 |
| 設立 | 2017年 |
当社は由緒ある茶商の屋号を受け継ぎ、加賀棒茶をはじめお抹茶、煎茶、玉露を扱ってきた。市場規模5千億ともいわれるペットボトル入り緑茶飲料に比べ、急須で入れるお茶の購入量は減少を続けている。新幹線開業により金沢への観光客が増え、想定顧客として20歳代後半から50歳代の女性を中心とした県外客に販路を広げることにした。
抱えていた課題
やったこと
想定顧客に合わせた加賀棒茶として、産地・摘み時期の異なる7種類の茶葉を、茶葉の投入回数、スクリュー回転数、ベルトの速度、火入れ温度、投入フィーダーの振動数、バーナーの高さなどさまざまな条件で焙煎した。これに既存のほうじ茶数種類を加え、県工業試験場で香気・呈味成分の分析を行い、「花の香り」「渋み」「燻製の香り」など7種の項目で評価した。評価の高かったものについて、想定顧客に該当する方による店頭での官能評価を行った。焙煎過程を内製化するため、遠赤外線効果により効率的に加熱する振動火入れ機を導入した。
| 加工機 | 振動火入れ機 |
|---|
新しい製品・サービス:加賀棒茶の新商品(「百万石」「花かほり」「鏡花」などのブランド)
想定顧客である20代から50代の県外女性による官能評価の高かったものを商品化し、直営店を中心に販売している。店頭や店舗、インターネットサイトでの売れ行きは上々で、リピートする県外客も増えた。加賀棒茶の名前が全国に広がり、地元の方にもより多く愛飲されるようになった。ノウハウを得たことで、「加賀」「金沢」の名称をつけた顧客要望通りのお茶を自社で製造でき、B-B取引も可能になった。本事業の後、国際的に展開する飲食チェーンへの加賀棒茶の納入を実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の茶商事業と加賀棒茶の伝統を継ぐ取組と読めるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
ほうじ茶人気の上昇やスイーツ原料需要など外部環境に触れるが、自社の強み・弱みとの関係は具体的に書かれていない。
高齢者中心の顧客層と今後の需要減少への危機感が記載され、課題認識はうかがえるが、解決策の数値的な実効性は読み取れない。
大手メーカーからの取引増加や国際飲食チェーンへの納入実現は書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は読み取れない。
工業試験場との連携やフォローアップ指導を受けた記述はあるが、従業員8人規模での体制や事務処理能力の詳細は薄い。
想定顧客は20代から50代の県外女性と明記され、官能評価や香気分析で選ばれる理由を整理している。
試験、官能評価、商品化、販売の流れは示されるが、中長期のスケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ほうじ茶の市場が広がる中で、同分野で高品質・香りを追求した棒茶を開発した点が読み取れる。
加賀棒茶の知名度向上や県外客への販路拡大による地域ブランド貢献がうかがえるが、雇用や波及効果の数値は薄い。
投入額に対する付加価値額や生産性向上の数値は書かれておらず、費用対効果はわずかにうかがえる程度。
振動火入れ機の導入や焙煎過程の内製化は記載されるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は薄い。
急須茶の需要減からスイーツ原料への展開という転換がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
金沢の加賀棒茶を活かし、新幹線開業による観光客増や地元の茶商の発展に結びつけた地域特性の活用が明確。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ほうじ茶ブームやスイーツ原料としての需要拡大が見込まれ、今後ますます需要が高まることが期待される。
大徳寺前に無人の自動精米店舗(大徳寺店)を開店し、精米機、包装機、タッチパネル式の操作機、精算機などからなる自動精米装置を導入した。
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