画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
株式会社エツミ光学
| 事業者名 | 株式会社エツミ光学 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 鯖江市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 表面処理 |
| 従業員数 | 162人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
同社は創業以来、真空蒸着の技術を磨き、サングラスレンズのミラーコートや反射防止コートから事業を広げてきた。液晶ディスプレイの反射防止膜、光学製品の反射増加膜、電子機器のタッチパネル防汚コーティングなど多彩なニーズがある。タッチパネルディスプレイに使われる最表面のカバーガラスは、耐衝撃性と耐摩耗性の向上が求められていた。
抱えていた課題
やったこと
ガラスコーティング作業前後の断面形状を測定する触針式微細形状測定機(ET4000AK31)を導入した。この測定機により、キズに強く割れにくい膜厚や内部応力を数値として算出できるようになった。導入した測定機をコーティング作業の補助器具として活用し、膜厚と内部応力の最適な数値を求めた。摩耗試験機による検証では、測定機導入後のレンズが導入前に比べてキズの付きにくさが明らかに向上した。
新しい製品・サービス:タッチパネルディスプレイ向けの耐衝撃・耐摩耗コート
測定機の導入により蒸着作業後の品質検証がしやすくなり、試作開発がスムーズになった。コーティング膜の内部応力の最適化により耐衝撃性が向上し、摩耗試験ではキズの付きにくさが導入前より明らかに改善した。キズがつきにくいコーティングが実現し、成長途上のタッチパネル市場での競争力強化につながった。今後は多分野・多品種に対応した割れないコーティングを目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の真空蒸着技術を磨いてきた経緯と、反射防止コートからタッチパネルへの応用という一貫した流れが読み取れる。
成長途上のタッチパネル市場で競争力を強化したと明記され、割れないコーティングを強みとする方向性が具体的に示されている。
カバーガラスの破損・キズという課題を認識し、測定機で膜厚や内部応力を数値化して改善につなげた流れが書かれている。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、耐摩耗性の向上という定性的な成果のみがうかがえる。
技術力・開発力を強みとし、試行錯誤を重ねてきた体制は読み取れるが、人材や事務処理体制の具体性は薄い。
キズがつきにくいコーティングという製品価値と、タッチパネル市場という対象、摩耗試験での比較結果が示されている。
今後は多分野・多品種対応の割れないコーティングを目指すとあるが、スケジュールや課題の解決方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
同分野で高水準の耐衝撃・耐摩耗性を追求し、割れないガラス・キズがつかない樹脂を目指すと明記されている。
携帯電話カバーガラスのキズという課題や将来の事業展開可能性はうかがえるが、国が補助する波及効果や雇用創出の記載は薄い。
導入効果は品質向上や競争力強化として述べられているが、補助金額に対する付加価値増加などの数値は示されていない。
測定機による数値化で開発を効率化した点は示されているが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献までは読み取れない。
タッチパネルなど成長途上の市場への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するとの記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
今後は多分野・多品種に対応した「割れないガラス」「キズがつかない樹脂」を目指し、事業化につなげていく。
「技術力」と「開発力」を武器に、さらなる進化を。
公式の事例集より(原文のまま)
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。
効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm