ものづくり補助金平成26年度医療、福祉福井県

歯科医院との次世代型連携による、高品位補綴物の低コスト短納期化

この事例のポイント

  • 県外の大手技工所にジルコニア冠の加工を外注していたため、納期が長くなっていた。
  • ものづくり補助金で3Dスキャナー、CADソフト、ミリングマシン(削り出し加工機)、電気炉を導入した。
  • 外注していたジルコニア冠を社内で製作できるようになり、納期が大幅に短縮された。

事業者のプロフィール

所在地福井県 福井市
業種医療業
技術分野情報処理,精密加工
従業員数4人
設立2011年

事業の背景

歯科技工所として、主に保険外治療の歯を製作していた。歯科医院からジルコニア冠を内製して短納期化できないかという要望が寄せられていた。歯科治療では近年よりよい治療を求める流れが強まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程県外の大手技工所にジルコニア冠の加工を外注していたため、納期が長くなっていた。
  • コスト・採算外注に頼っていたため、コストがかかり利益率が低かった。
  • 人手・技能ジルコニアは硬く削るための対応機械が必要で、個人の歯科技工所では設備導入が難しかった。

やったこと

ものづくり補助金で3Dスキャナー、CADソフト、ミリングマシン(削り出し加工機)、電気炉を導入した。歯科医院で型を取った模型をスキャニングし、ジルコニア冠の設計から製作まで社内で行える体制を構築した。3Dスキャナーを持つ歯科医院からはデータ送信のみで製作できるようにし、歯型を取らず模型も作らずにデータから直接ジルコニア冠を作る仕組みとした。歯科医院の協力で患者に装着してもらい、精度について良好な結果を得た。

新しい製品・サービス:口腔内の撮影データのみで作製するジルコニア冠

事業の効果

外注していたジルコニア冠を社内で製作できるようになり、納期が大幅に短縮された。コストも削減され利益率が向上した。完全内製化により細部までこだわれるようになり、完成度の高い製品を届けられるようになった。県内の他の歯科技工所からの受注もあり、事業化の目途も立った。

今後の展望

県内の他の歯科技工所からの受注もあり、事業化の目途も立っている。

事業者の声

磨いてきた技術と経験を活かし、さらに新しい技術を取り入れて、皆さまに満足していただける製品を作り続けていきたいと思っています。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。