回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社宗近
成果作業効率 1倍→1.5倍
| 事業者名 | 株式会社宗近 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 越前市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1947年 |
株式会社宗近は1947年設立、創業70年にわたり福井で高品質な麺を作り続けてきた製麺業者である。主力商品は中華めんの「冷やし中華」で、県内では年間60万食以上を販売している。売上高は1億5,000万円(平成31年1月期)。個食ニーズの高まりを受けて個食包装の需要が伸びていた。
抱えていた課題
やったこと
横型ピロー包装機を導入し、台紙、スープ、麺を自動的にミスなく包装できるようにした。以前はスープや台紙の投入に必要だった人員が不要となり、作業効率は1.5倍に高まった。あわせて玉まるめ機を導入し、中華めんを自動的に玉にできるようにした。従来の熟練従業員の作業に比べて製玉は1.5倍となり、習熟していない従業員でも正確に製玉できるようになった。
横型ピロー包装機と玉まるめ機の導入により、包装工程のロスはほぼゼロとなり、生産時間は2/3に短縮された。作業効率と製玉能力はいずれも1.5倍に向上し、生産性が高まった。人員面にも余裕が生まれ、人手をかけていた作業が減ったことで衛生面と安全性も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業70年の高品質麺づくりと自社ブランド強化への言及はあるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
県内で年間60万食以上販売する主力商品「冷やし中華」の記載はあるが、市場動向と自社の強み弱みの分析は読み取れない。
包装工程で約2割のロスが生じていた課題が示され、ロス解消と生産効率向上による高付加価値化の方向性は読み取れる。
作業効率1.5倍、生産時間2/3短縮、生産効率20%以上向上などの数値目標はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
後継者が地元会議所の支援を受け商品別原価計算に取り組むとあり、体制面の一端がうかがえるにとどまる。
製品の特徴として高品質な麺や衛生面の向上は書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体的でない。
販路拡大や自社ブランド強化へ振り向けるとあるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高付加価値化や差別化を図るとあるが、ジャンル全体の普及度や高価格化の水準は示されていない。
地域の製麺業として県内販売や後継者育成に触れるが、波及効果や雇用創出の規模は示されていない。
約2割のロスがほぼゼロになり、生産時間2/3短縮、作業効率1.5倍と数値で費用対効果の一端が読み取れる。
横型ピロー包装機や玉まるめ機の導入は示されるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
福井で創業70年、越前市の地域産品として県内で販売している点は読み取れるが、地域経済成長への牽引は具体的でない。
生産量の余力を県内外の販路拡大に振り向けるとともに、高付加価値化による自社ブランド力の強化につなげる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日