回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ジェー.ピー.イー
成果補助事業終了後、20台のモニター機を製作し多くの現場で使用してもらった。
| 事業者名 | 株式会社ジェー.ピー.イー |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 上田市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,測定計測 |
| 従業員数 | 42人 |
| 資本金 | 3,500万円 |
| 設立 | 1988年 |
同社は専用機の設計・製作を主力とし、省力化とコストダウンを実現する自動機を手がけてきた。顧客は個人から超大手まで約320社にのぼり、これまでに約1万9千台の自動機を製作している。長野県のシャインマスカットは出荷時の表皮の色で等級が決まるため、最高ランクの色で統一して出荷したいというニーズがあった。
抱えていた課題
やったこと
シャインマスカットの表皮色を正しく細かく識別できる簡易的な色の識別機(試作機)を開発した。表皮に光線を当てて色を厳密に判定し、音で知らせる仕組みとした。畑で使いやすいようボディを頑丈にし、値段も抑えた。試作機の実験は収穫時期に限られるため、3Dプリンターを新規に導入して試作の時間を短縮した。
| その他 | 3Dプリンター |
|---|
新しい製品・サービス:果実の表皮の色測定装置(カラーメイトⅡ)
今回開発した識別機は、シャインマスカットの表皮色を正しく細かく識別できる。補助事業終了後に20台のモニター機を製作し、多くの現場で使用してもらい、情報収集と分析をして改善を進めている。市場に受け入れてもらうためコストの半減を目指し、3Dプリンターを使って試作を展開中である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去に種抜き機などの自社製品開発に取り組んでいたことは読めるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
シャインマスカットの色による等級決定や長野県の全国一の生産量という市場ニーズを踏まえ、自社の自動機技術を活かす内容が具体的に書かれている。
選別現場の個人差によるばらつき課題は示されているが、付加価値化や成長につながる数値的な計画までは読み取れない。
目標となる付加価値額や賃上げの数値は書かれていない。コストの半減という目標が示される程度。
社員42人、技術者育成、社長が時間の60%を商品開発に充てる方針など、体制の具体性が書かれている。
畑で使いやすい頑丈なボディと低価格、集荷所での判定・仕分け作業の省力化という価値と顧客が明確に示されている。
試作機の実験が収穫時期に限られる課題に対し3Dプリンターで開発時間を短縮したと書かれ、解決方法の一端が読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
果実の色判定の簡易機器は一般的に普及していない分野で、20台のモニター機製作と多くの現場での使用が記載されている。
集荷所の省力化や栽培農家への普及に触れるが、地域波及や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
費用対効果を示す補助金投入額や付加価値増加の数値は記載されておらず、コスト半減目標のみ。
ロボット技術や3Dプリンターの活用が書かれるが、サプライチェーン全体のイノベーションとしての記述は薄い。
農業分野での省力化への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資する点は明示されていない。
長野県の全国一の生産量を持つシャインマスカットという地域の特性を活かす事業と読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
普及させて事業化することを目指し、コストの半減に向けて試作を続けている。
集荷所での判定・仕分け作業が大幅に省力化できます
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%