画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
山京インテック株式会社
成果5μm以下の公差精度への対応が可能となった
| 事業者名 | 山京インテック株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 飯田市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,測定計測 |
| 従業員数 | 110人 |
| 資本金 | 4,840万円 |
| 設立 | 1972年 |
山京インテックは1972年創業で、16ミリ映写機の組立から始まり、エンコーダの生産、多種多様な部品の機械加工、POS最大手企業と共同開発した生産管理システムの外販へと事業を広げてきた。2007年に航空宇宙産業へ進出したが、社内比率はまだ微々たるものだった。航空機では機体軽量化のため肉薄の部品加工が求められており、同社はロボットと半導体分野にも力を入れている。
抱えていた課題
やったこと
航空宇宙部品ラインの拡張に向け、超薄肉形状の部品を空気圧でやさしくくわえて歪みを生じさせないエアーマイクロチャック仕様の専用NC加工機を導入した。あわせて量産体制構築に向けた品質安定化のため、画像測定検査装置を導入し、加工から検査まで航空宇宙専用ラインを確立した。
| 加工機 | エアーマイクロチャック仕様の専用NC加工機 |
|---|---|
| 検査測定 | 画像測定検査装置 |
新しい製品・サービス:航空宇宙部品の超薄肉形状部品
エアーマイクロチャック仕様の専用機の導入により、5μm以下の公差精度に対応できるようになり、保持圧力による歪みも軽減できるようになった。また画像測定検査装置の導入により、加工から検査まで航空宇宙専用ラインを確立し、量産化に向けた検査能力を向上させた。航空機部品の量産体制構築に向けた品質安定化につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
機械加工・システム開発の技術を活かし航空宇宙へ2007年に進出したとの記述があり、過去の取組との連続性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
三次元精密機械加工技術を駆使した航空宇宙部品の共同受注や、ロボット分野への拡大方針は読み取れるが、市場動向と自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
量産体制構築に向けた品質安定化のための設備投資と説明されているが、課題の認識や付加価値・成長への道筋の具体性は薄い。
成果として5μm以下の公差精度への対応と保持圧力による歪み軽減が可能になったと具体的に書かれている。ただし付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
ものづくり補助金を活用し、システム開発・機械加工・電子機器の技術を持つ体制は読み取れるが、補助事業遂行の人材や事務体制の記述は薄い。
航空宇宙部品の薄肉形状に高度な要求に応えるという顧客ニーズは読み取れるが、顧客ターゲットの明確化や選ばれる理由の整理は限定的。
航空宇宙専用ラインの確立や量産化に向けた検査能力向上は書かれているが、中長期の検証やスケジュール、課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
薄肉形状0.005mmの高度な加工に対応する点は読み取れるが、分野の普及度や認知度との比較は書かれていない。
飯田下伊那地域の航空宇宙産業の集積や「エアロスペース飯田」の共同受注は読み取れるが、雇用創出や波及効果の数字は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
加工から検査まで専用ラインを確立し、システム開発や制御系を含む先進システムを手がけると書かれているが、サプライチェーンへの貢献の記述は薄い。
航空宇宙やロボット、半導体、医薬品物流など成長分野への進出が書かれており、構造転換への方向性はうかがえる。
飯田下伊那地域の航空宇宙産業の集積に参加している点は読み取れるが、地域経済の成長を牽引する規模や効果の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
当社が航空宇宙産業に進出したのは2007年。まだまだ社内比率は微々たるものですが、プロジェクトの一員として航空機関連で成長していきたいと考えています
公式の事例集より(原文のまま)
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%