回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
楠わいなりー株式会社
| 事業者名 | 楠わいなりー株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 須坂市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 9,565万円 |
| 設立 | 2010年 |
長野県北信エリアはワインぶどうの栽培に最も適した産地と判断され、同社は自社農園でぶどうを栽培してワインを醸造していた。国内で消費されるワインの中で日本ワインのシェアは全体の5%程度にとどまるが、ワイン全体の消費量拡大に伴い移出数量は増えており、伸びしろは大きいとされた。20代の若者が日本ワインを飲み始めている傾向もあり、今後の需要拡大が期待されていた。
抱えていた課題
やったこと
耐圧仕様で不活性ガス置換と温度制御ができる特殊ネオサーマルタンクを導入した。発酵温度を下げられるようになったことで、赤ワインは発酵前に低温浸漬し、ぶどう本来の香りと味わいを残せるようになった。スパークリングワインは、導入した炭酸ガス充填機でワインに炭酸ガスを溶かし込むことで、リーズナブルに製造できるようになった。冬場も加温できる機能により、シードルの発酵を安定させられるようになった。
| その他 | 特殊ネオサーマルタンク |
|---|---|
| 加工機 | 炭酸ガス充填機 |
赤ワインの低温浸漬や白ワインの低温発酵が可能になり酒質が向上し、赤ではピノ・ノワール、白ではシャルドネが国内外で受賞するなど成果が出ている。スパークリングワインは導入設備により炭酸ガスを溶かし込むことが可能になり、安定的に製造できるようになった。冬場も加温して発酵できるため、りんご発泡酒シードルも安定的に製造できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業時からの自社ぶどう栽培と醸造を一貫して進め、高品質ワイン路線を継続している点はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
ピノ・ノワールやシャルドネの国内外受賞、G7歓迎レセプション採用など強みは書かれているが、市場動向との関係の分析は薄い。
スパークリングワインの安定製造や市場シェア拡大を目指す旨はあるが、課題認識と事業計画の詳細は書かれていない。
市場シェア拡大の目標は述べられているが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
従業員10名や畑・醸造棟の整備は書かれているが、補助事業の遂行体制の記述は限られている。
安価で高品質なスパークリングワインを炭酸ガス溶解で製造すること、ぶどう品種ごとの特徴が具体的に書かれている。
導入後の成果は書かれているが、中長期の遂行スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
日本ワインのシェアは約5%と低く、同社は人気の高い安価なスパークリングや高品質ワインに注力し差別化を図っている。
日本ワインの移出数量の伸びや若者の需要拡大は書かれているが、国が補助する波及効果の記述は弱い。
導入で酒質向上や安定製造が実現したと書かれているが、補助金額と付加価値増加の数値は示されていない。
温度制御や不活性ガス置換による醸造技術の進歩はうかがえるが、デジタル技術や地域サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
長野県北信エリアのワインぶどうを活用し、須坂市で自社農園と醸造を行う地域特性を活かした事業であることが具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
若者の日本ワインの飲用が広がっていることから、今後の需要拡大に期待している。
手をかければかけただけ特徴のあるワインができる
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg