回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
杉原酒造株式会社
成果充填から打栓までの作業時間 338時間→90時間
| 事業者名 | 杉原酒造株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 揖斐郡大野町 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1956年 |
揖斐の誉という自社開発のオリジナル酒米を使い、昔ながらの手仕込みで清酒「射美」を製造している。酒販店による品評会で高評価を得たことや、少量生産による希少価値、地元ケーブルテレビなど各種メディアの宣伝効果が重なり、清酒への需要が高まっている。製品は信頼できる酒販店を通じて販売され、販売先は確保されている。
抱えていた課題
やったこと
従来は原料米の米作りから仕込みまで昔ながらの手作業で製造しており、打栓も手作業で行っていた。本事業では出荷工程の見直しを図り、自動打栓機とコンベアーを導入した。これによりオリジナルブランド清酒「射美」の生産量拡大を目指した。
| その他 | 自動打栓機 |
|---|---|
| その他 | コンベアー |
自動打栓機とコンベアーの導入により、充填から打栓までの作業時間が大幅に短縮され、効率の良い出荷体制が確立された。作業人数も4人から3人に減り、時間と経費の両方の削減目標を達成した。出来上がった酒をすぐ輸送できるようになり、酒販店へ早く届けられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
当社は明治25年創業で、オリジナル酒米「揖斐の誉」と手仕込みの製法を続けてきた。射美の生産量拡大を事業の柱に据えている。
酒販店の品評会で高評価を得たことや、少量生産による希少価値、メディア宣伝が需要増につながっていると記載されている。
手作業の出荷工程が非効率で機会損失が多いと課題を把握し、作業時間338時間を約90時間に短縮する成果を示している。
作業時間の短縮と作業人数の削減は記載されているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
親子2人と、パートを含め4人の少人数体制で酒造りを行っており、出荷工程の担当者の負荷も記載されている。
揖斐の誉を使ったフルーティーな味わいの「射美」を、信頼できる酒販店で販売して需要が高まっていると記載されている。
今後は新しい製品づくりに挑戦したいとあるが、中長期のスケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
品評会での高評価と年間生産量60石の少量生産による希少価値が記載され、同分野で高い付加価値を狙う姿勢がうかがえる。
米の品種改良の研究者や地元契約農家との協力が記載されており、地域の供給網への波及効果がうかがえる。
作業時間の削減と作業人数の4人から3人への減少は記載されているが、補助金額に対する付加価値の増加は示されていない。
自動打栓機とコンベアーの導入は記載されているが、デジタル技術や新たなビジネスモデルへの言及はほぼ見られない。
公開されている事例からは読み取れません。
揖斐川の伏流水や穀倉地帯の地元農家と組んだ酒造りが記載され、地域の特性を活かした事業であることが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
昔ながらの製造方法にこだわりながら、今後は新しい製品づくりにも挑戦していきたい。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
2018年11月に、それまで職人が手でやっていた木材加工のほぼ全てを自動化するNC加工機を導入した。