ものづくり補助金平成26年度製造業長野県

信州産醸造用ブドウによる日本ワイン高品質化のための製造プロセス革新

信濃ワイン株式会社

この事例のポイント

  • 原料処理の品質に課題があった。
  • 補助事業では、新たに最新の製造設備を導入するとともに従来設備も刷新した。
  • 製造プロセスの高度化と多様化により、信州産醸造用ブドウによる日本ワインの高品質化技術はある程度達成された。

事業者のプロフィール

事業者名信濃ワイン株式会社
所在地長野県 塩尻市
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野バイオ
従業員数15人
資本金1,000万円
設立1916年

事業の背景

信濃ワインは1916年創業のワイナリーで、桔梗ヶ原ワインの黎明期からぶどうの生産者として関わってきた。国内外のコンクールで最高賞を含む多数の賞を受賞し、2012年には「信濃桔梗ヶ原メルロー・バリック2006」がANA国際線のファーストクラスに採用された。ワインの消費量拡大が続く中、国産ワインの評価を高める役割を担っている。

課題と取り組み

抱えていた課題

やったこと

補助事業では、新たに最新の製造設備を導入するとともに従来設備も刷新した。これにより製造プロセスの高度化と多様化を図り、信州産醸造用ブドウによる日本ワインの高品質化技術を確立することを目指した。人気のスパークリングワインをはじめ、さらに高品質なワインづくりに取り組んでいる。新たに白ワイン製造プロセスを導入した。

加工機最新の製造設備(ワイン製造用)
加工機白ワイン製造プロセス設備

事業の効果

製造プロセスの高度化と多様化により、信州産醸造用ブドウによる日本ワインの高品質化技術はある程度達成された。今後は商品化、ブランド設立及び販路拡大を目指している。数値による効果は本文に示されていない。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業1916年からのぶどう生産・ワイン製造の歴史と、新たな製造設備導入による製品高品質化の方向性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明文化は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    世界のワイナリーとの競争や国内ワインの評価向上に触れるが、市場動向や自社の強み・弱みを数字で示す記述はなく、わずかにうかがえる程度。

  • 課題の認識と解決3

    原料処理品質と処理の柔軟性の課題が示され、製造プロセスの高度化・多様化で解決する方針は読み取れるが、高付加価値化の定量的な計画は書かれていない。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員数15名と社長が息子に任せた旨は書かれるが、補助事業の遂行体制の具体的な記述はわずかにうかがえる程度。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    ANA国際線ファーストクラス採用やコンクール受賞など選ばれる理由の一端は読み取れるが、ターゲット顧客や需要の裏付けは具体的に書かれていない。

  • 事業化までの道筋2

    成果欄に商品化・ブランド設立・販路拡大を目指すとあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されておらず、わずかにうかがえる程度。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    スパークリングワインや白ワイン製造プロセス導入など高品質化を図る記述はあるが、分野の普及度や高価格化の数字は示されていない。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用2

    塩尻桔梗ヶ原ワイン産地の振興に関わってきた経緯はうかがえるが、波及効果や雇用創出の具体的記述はない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    塩尻桔梗ヶ原というワイン産地の地域特性を活かしたワイナリーである点は読み取れるが、地域経済成長への寄与は具体的に書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後、商品化、ブランド設立及び販路拡大を目指す。

事業者の声

日本でもワインの裾野が広がり、世界に通用するワインの造り手も少なくありません。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。