多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
アイ’エムセップ株式会社
| 事業者名 | アイ’エムセップ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 溶接 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 3,500万円 |
| 設立 | 2006年 |
材料表面に耐食性と導電性を付与するめっき技術は多くの産業分野で重要となっている。金めっきなどの手法はあるが高価で量産には適さない。当社は小型素材への炭素めっき技術を既に実現していたが、大型素材への対応が課題であった。
抱えていた課題
やったこと
当社独自の溶融塩を用いた電解浴による炭素めっき技術について、大型の炭素めっき処理装置を試作開発した。大型素材への取り組みでは、ムラなどの様々な課題が発生したため、それらを一つずつ解決した。その結果、均質なめっきの量産化のめどを立てることができた。
新しい製品・サービス:炭素めっきチタン板
炭素めっきの量産化へのめどが立ち、サンプルを多くの企業や研究機関へ提示し、共同研究の機会も増えてきた。また、本事業の成果によりNEDOの支援を受けられるようになった。代替技術に対してコスト面、品質面で優位に立っており、他社にないオンリーワン技術として特許も取得した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
溶融塩を用いた独自の炭素めっき技術を基盤に、小型素材の実現から大型素材への展開を進めた経緯が読み取れる。ただし事業戦略上の位置づけの記述は薄い。
金めっきは高価で量産に不向きという外部環境と、他社にない炭素めっき技術の強みが対比されている。代替技術に対するコスト面・品質面の優位も書かれている。
大型素材でのムラなどの課題を認識し、一つずつ解決して量産化のめどを立てたとある。ただし高付加価値化・成長の具体的な計画数値は書かれていない。
売上計画として経過3年目1万円、4年目1.6万円、5年目3万円と数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員11人の研究開発型ベンチャーで、共同研究や研究会を活用する体制が示されている。人材や事務処理能力の具体的記述は薄い。
金めっきの代替として量産に適した点、顧客への提示やサンプル展開が書かれている。ターゲット顧客の明確な記述は薄い。
大型処理装置の試作と課題解決、今後は適用素材の拡大と研究会を通じた連携が示されている。具体的なスケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
金めっきの代替となる独自の炭素めっき技術で、特許を取得し他社に存在しないオンリーワン技術とされている。
耐食性・導電性を付与するめっきが多くの産業分野で重要とあり、共同研究やNEDO支援への道が開けたとの記述がわずかにうかがえる。
費用対効果を示す投入額や付加価値額の記述はない。売上計画の数字はあるが、補助金との比較は読み取れない。
溶融塩を用いた独自の炭素めっき技術は新しい技術だが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
京都市に所在する企業であることは書かれているが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述はない。
さらに多くの素材に炭素めっきを適用するとともに、研究会等を活用して多くの企業や研究機関と連携し、新製品の開発や研究に取り組む予定である。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
医療用人工股関節のボールとライナーに使うコバルトクロムモリブデン合金(コバリオン)の丸棒から球状に加工した。
効果:真球度(ボール) 70μm→5.1μm
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%