ものづくり補助金平成24年度京都府

エキスパンドメタルの加工技術革新と生産システムの技術開発。

岩田精工株式会社

この事例のポイント

  • 主力の二次電池用パンチングメタルは、工場の海外シフトや国内需要の減少により売上が低迷していた。
  • 平成26年2月にエキスパンドメタル専用加工機を導入した。
  • 試作品の作成を通じて、これまで取引のなかった業界からも引き合いを得るようになった。

事業者のプロフィール

事業者名岩田精工株式会社
所在地京都府 八幡市
業種金属製品製造業
技術分野金型
従業員数14人
資本金1,000万円
設立1959年

事業の背景

当社は二次電池用途のパンチングメタルを主力製品としてきた。主要取扱商品はパンチング加工品、プレス加工品、分流器、その他の精密加工品で、従業員は14人である。しかし、取引先の工場の海外シフトや国内需要の減少により売上が低迷していた。そこで、エキスパンドメタルでの販路拡大をチャンスととらえて取り組むこととした。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑主力の二次電池用パンチングメタルは、工場の海外シフトや国内需要の減少により売上が低迷していた。
  • 販路・情報発信既存の取引先に頼る体制から抜け出し、エキスパンドメタルで新たな販路を開拓する必要があった。

やったこと

平成26年2月にエキスパンドメタル専用加工機を導入した。導入後は、鉄、ステンレス、真鍮、銅、樹脂など、さまざまな形状や素材で試作品を作成した。また、展示会などでのプロモーションを行った。専用加工機に独自の仕様を付加し、精度の高い加工を実現している。さらに、専用加工機をモデルにパンチングメタルの遊休装置を改造し、従来製品と同等の品を高効率で生産する方式を開発中である。

  • 加工機エキスパンドメタル専用加工機

新しい製品・サービス:エキスパンドメタルを用いた試作品。今後は防虫ネットやランプシェードなど住宅設備分野の製品を含め、製品ラインナップを拡充する予定である。

事業の効果

試作品の作成を通じて、これまで取引のなかった業界からも引き合いを得るようになった。販売計画では、経過年数3年目(28年度)に6,000千円、4年目(29年度)に12,000千円、5年目(30年度)に24,000千円の売上を見込んでいる。関西、とりわけ京都ではエキスパンドメタルを専門に扱う業者がまだ少なく、当社の取り組みは先行していると言える。

今後の展望

今後は防虫ネットやランプシェードなど、従来の当社にはない住宅設備分野やさまざまな素材を用いた製品ラインナップを拡充し、新たな顧客ニーズを掘り起こして市場を開拓する。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。