回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社早野研工
成果リードタイムの38%短縮
| 事業者名 | 有限会社早野研工 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 大垣市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 32人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1988年 |
当社は多品種小ロットに対応できる技術力を強みに、自動車試作板金から建設機械、電車車両部品の加工、金型製作などを手がけている。プレス、機械加工、板金などを設計から自社で一貫して行える点が評価されている。
抱えていた課題
やったこと
レーザー加工、穴加工、タップ加工、歪み修正など、これまで複数台の機械で行っていた工程を1台に集約できるパンチレーザー複合加工機(LC2512C1-AJ)を導入した。従来工法とのリードタイムを比較し、バス車両ドア部品の構造部品を製作する前提で加工検証を行った。精度検証では、加工製品の表面の凹凸が気になる部位をレーザー顕微鏡で測定し、外観の傷を評価した。従来の機械では加工できなかった素材や、バリの出やすい加工板厚についても、導入機械で加工が可能か検証した。
| 加工機 | パンチレーザー複合加工機(LC2512C1-AJ) |
|---|---|
| 検査測定 | レーザー顕微鏡 |
新しい製品・サービス:アルミ・銅・真鍮などの高反射材への加工
工程集約によりリードタイムが従来工法に比べ38%短縮された。位置決めの段取り誤差は0.15mmから0.035mmに改善し、外観品質も向上して傷のない高精度加工が実現した。高反射材や板厚の厚い加工も可能になった。夜間稼働により稼働率が上がり、残業と休日取得が改善し、従業員の負担が大幅に軽減された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
社内で多工程の機械乗せ換えが課題で、従来の機械化の流れが示唆されるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは読み取れない。
多品種小ロット対応や自動車・電車部品の加工技術が強みと書かれるが、市場動向との関係は具体的に示されていない。
多工程のリードタイムや段取り誤差0.15mmから0.035mmへの改善など課題が数字で示され、工程集約で解決する計画が読み取れる。
リードタイム38%短縮や製品加工精度・外観品質75%向上など数値目標の実績が示されるが、付加価値額や賃上げの目標は読み取れない。
従業員32人と社内で複合的加工を一貫して行う体制がうかがえるが、補助事業の遂行体制や事務処理能力は具体的に書かれていない。
多品種小ロット対応や高評価の一貫加工が強みとして書かれるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
導入後の成果は書かれるが、中長期の課題検証や遂行スケジュールについての記載は見当たらない。
公開されている事例からは読み取れません。
アルミ・銅・真鍮など高反射材の加工が実現し、従来困難だった特殊素材への加工も可能になったと具体的に書かれている。
電車・バス部品の加工で地域の製造業を支える点がうかがえるが、波及効果や雇用創出の国の関与理由は示されていない。
リードタイム38%短縮や精度75%向上、残業削減など投資効果が数字で示されるが、補助金額に対する付加価値増加は書かれていない。
複合加工機の導入による工程集約が示されるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
岐阜県大垣市の製造業であることが示されるが、地域特性を活かした雇用創出や成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
手直し作業が減り生まれた時間で、社内の板金加工技術を生かした新たな展開を模索している。人と機械を活用し、自社からアイディアを発信するものづくりに挑戦中。
人の能力を最大限に生かす機械を活用し、新たな価値を提案できる製造業を目指したいです。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人